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アラフォー必聴!あの名曲をリエディット(再構築)ー 私的Nigth Tempoおすすめナンバー
#私のプレイリスト
昨年の秋、Youtubeで初めてこれを見た時、鳥肌立ちました。
竹内まりや「Plastic Love」
竹内まりや「Plastic Love」を現代の音楽技術でリエディット(再編集)したシティポップ。画像もまた昭和で、『セーラームーン』というアラフォー世代に直撃のセレクト。
このリエディットされた曲を作成したのが、韓国のDJ兼プロデューサーを務めるNight Tempo。興味が湧いて、早速、検索をした。
Night Tempoは「シティ・ポップ」と呼ばれる1980年代の日本のショー、歌謡、ディスコを再構築して「フューチャー・ファンク」(Future Funk)というジャンルを誕生させ注目を集めた。
1980年といえばユーロビートやテクノなど、電子音楽が登場した時代。当時聴いた時は、凄い!と思っても、時が経ち、いろんな音楽のジャンルが溢れ、電子音楽もかなりの成長を遂げる。
今聴くと懐かしさは感じるものの、なんだか垢抜けてないなあ、と感じるようになってしまったアラフォーの私が、Night Tempoのリエディットによって、今聴いても「凄い!」と再び感じるようになった。
メロディの良い曲はいつまでも色褪せない。原曲をそのまま聴くのももちろん良いが、1990年後半から2004年にかけて、ハウスミュージック中心のクラブハウスで遊び明かした私からしたら、原曲がちょっと物足りなく感じていた。
それをNight Tempoの手によって再構築され、昔の名曲が、再び息を吹き返す。
Night Tempoはアラフォー世代の私に懐かしさと新しさを同時に提供してくれた今、気になるアーティストである。
加えて今は、1980年代のデザインやイラストが、今の若者に“レトロポップ”として流行している。今の時代に見事にマッチしたNight Tempoの楽曲。
ヴィレッジ・ヴァンガードでもNight Tempoが紹介され、今の若い子が触れるのはもちろん、アラフォーの私が、再び聴くことはなかったであろう昔の好きだった思い出の曲が、今こうして楽しめるのはとても素敵な事だと思う。
原曲も好きで素晴らしいこの曲もリエディットされている。
八神純子 「みずいろの雨」
RAGFAIRが歌番組でカバーしてるのを聴いて好きになった曲。リアタイではなくカバーで知った。多分ここで「良いメロディって若い世代に引き継がれるんだな」と気付いた。原曲の歌唱も素晴らしい。
ここからはアラフォー世代直撃デュオ、Winkから3曲。
Wink 「淋しい熱帯魚」
Wink 「愛が止まらない~Turn It Into Love~」
Wink 「Special To Me」
リアルタイムで大ファンだった。渋谷系に目覚めるまで、この頃のWinkの曲は全部追ってたな。
「笑わない女性デュオ」で持て囃されてたけど、曲は純粋に良いのよな。
歌声も好き。今のピコピコ系電子音楽にも合いそうな繊細な歌声。歌唱力も何気に高くない?当時は気にしてなかったけど、改めて聴くと、歌上手いよな。令和になってその実力に気付かされるとは思わなかった。
そしてこの3曲、全てカバーだったのね。WinkをWikipediaで調べたけど洋楽のカバーが多い。昔の江利チエミも洋楽カバー歌ってたもんな。
(多分、狙ってこういう売り出し方したんだろうな)
「Special To Me」ボビー・コールドウェルのカバーだったんだ。
紹介した3曲の中で、1番好きなのがこの曲。やっぱメロディが良いよね。
これは2023年にNight Tempoが作曲をしている。
土岐麻子 「Silhouette」
Night Tempoが作曲した曲を日本の女性シンガーが歌うものもある。ボーカルに野宮真貴や道重さゆみ、BONNIE PINKを起用したアルバム『Ladies In The City』が2021年に発売されている。
土岐麻子「Silhouette」は昨年秋に発売したメジャー2ndオリジナル・アルバム『Neo Standard』からの第3弾先行シングル。
土岐麻子と言えば、渋谷系なら知ってるバンド、Cymbals(シンバルズ)のボーカル。解散後はソロで活躍されてる私の好きな女性シンガーの1人。この人の作る世界観が好きなんすよね。カバー曲も歌うし、江利チエミのコンピレーションアルバム出したり精力的に活動してる。柔らかい中高音のボイスが魅力的。
令和の世の中に昭和の曲の魅力を新しく色付けて伝えるNight Tempo。彼がいなかったら昔聴いてたあの曲を再び聴くことはなかっだろう。昔のあの曲の魅力を気付かせてくれたNight Tempo。彼のこれからの活躍に期待したい。