心書 Vol. 709「緩衝地」

前に会社にいたある人は、あまり仕事らしい仕事をしていなかったけど、とても重要な人だった。
以前勤めていた取引先を退職後来てもらったらしく、いわば「緩衝地」みたいなものだった。
経験に基づく知識が豊富で人当たりも良く、おまけに顔が広くてとんでもない人とも対等に会話できる。
その人が出張で出向くと、注文を貰えることが何度もあった。

なんでもタイパで考えようとする今こそ、こういうバッファー的な人の見直しが必要なように思う。

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