大学受験で必要な教材

中学までの国語力の高め方についてはまとめたので、どうせだから高校の国語力の高め方もまとめておく。
といっても、中学国語、侮りがたし。これをしっかりやってからじゃないと高校国語は全然身につかないから、中学国語をしっかりやり直すことお勧め。高三でも!
https://t.co/vzWehLXgCX

古文も、品詞分解するとよいと思う。現代文の品詞分解ができていたら、古文もそんなに苦労せずに品詞分解できる。動詞の上一段が上二段に、下一段が下二段になるなど、活用形がことなるけど、現代文の品詞分解できてたら、次第に慣れてくる。添削は国語の先生にお願いするとよい。

私は理系だったので文系ほど古文をやり込んでない。品詞分解の他は、古文対策には徒然草、方丈記、枕草子を読むこと、古文単語の単語集を繰り返し読んだ。古文は以上。

漢文は、文法のこともついでに書いてあるような、高校推奨の薄っぺらい問題集を繰り返しやっただけ。漢文対策終わり。

後は、一次験の過去問10年分をひたすら繰り返し解くだけ。つまり、
・中学国語の品詞分解
・古文の品詞分解
・古文単語集
・漢文問題集(薄)
・過去問10年分
学んだのはこれだけ。後は繰り返し。共通一次とセンターは計三回受けて、200点満点で180点以上とれた。

京大は二次試験に当時、擬古文(明治維新頃の文章)がよく出たので(今はどうなんだろ?)、「北村透谷選集」を繰り返し読んだ。後は二次試験の過去問10年分と、どこかの予備校が発行してる京大模試過去問を繰り返しやった。

二次試験対策も含めた、京大理系の国語対策をまとめると次のようになる。
・中学国語の復習
・古文の品詞分解
・古文の単語集
・漢文問題集(薄)
・徒然草か枕草子か方丈記
・一次、二次の過去問10年分
他は手を着けてない。上をひたすら繰り返し。一次試験はそれで9割以上狙える。

ついでだから他の教科も。数学は
・中学の教科書三冊
・高校の教科書五冊(数I、基礎解析、代数幾何、微分積分、確率統計)
・フォーカス五冊(数I、基礎解析、代数幾何、微分積分、確率統計)
・一次・二次の過去問10年分
大学受験で使用したもの、以上。

次、英語。
・中学の教科書三冊
・英文法の参考書一冊(高校推奨のやつ)
・熟語集一冊
・単語集(800語)一冊
・一次・二次の過去問10年分
終わり。上をひたすら繰り返す。

次、理科。ただし私は生物・化学。
・中学の教科書三冊
・生物の教科書一冊
・化学の教科書一冊
・化学の副読本一冊(高校推奨の)
・一次・二次の過去問10年分
上記をともかくひたすら繰り返す。

次、社会。(注・当時、国立理系は社会が必要だった)
・中学の教科書三冊(地理・歴史・公民)
・高校の日本史の教科書一冊
・副読本一冊
・一問一答一冊
・一次の過去問10年分
上記をひたすら繰り返す。

見ていただくとおわかりのように、高校になってからも、幾度となく中学の内容をやり直している。どの教科においても。高校生になると中学の教科書に見向きもしない、あるいは捨ててしまう人も多いけど、それでは伸びない。中学はさすが義務教育なだけあって、かなり重要な基礎。疎かにしたら伸びない。

教材は、あれこれ手を出さない。私は教科書中心。参考書を利用する場合も、一冊に絞ってやりこんだ。それでも京大受かるくらいの実力はつく。一次は800点満点で645点、732点、672点。八割取れればどこでも一次足切りをクリアできた。
ただ、京大二次は本当にクセが強い。三度目でようやく合格。

阪大、名古屋大の二次は素直で、一次で高得点とれるなら、二次もかなり狙える。京大の二次は、一次でどれだけ高得点でも数学はゼロ点があり得た。二回はたぶんほぼゼロ点。最後の試験でようやく一問解けた(六問中)。それで合格。一問解けたら合格、って、変な試験。

とはいえ、京大数学も、高校までの教科書に書いてある道具だけで解けるようになっている。ただ、とても独自性が高く、類例の問題を見たことがない、という感想を持つことしばしばで、どこから手を着けたらよいのか見当がつかないのが、私のように数学がそんなに得意でない人間には、厄介。

過去問10年分を解析して、ようやく、独自性高いと思われた京大数学も、比較的よく出てくるパターンがあることに気がつき、そのパターンを使いこなせるようにした。それでようやく、六問中一問は解けるようになった。

そんなわけで、二次の数学には苦労したけど、受験勉強は教科書中心。副読本も、教科書に近いような内容のものを使用。それで十分。だって、大学受験は、どこも教科書の内容さえマスターしていれば解ける内容になっているのだから。余計なことして力を分散させないように。

そして最後に、繰り返すけど、中学の内容、大事!大学受験でも重要!なんなら、国家一種の公務員試験も中学教科書の内容が大変多い。中学の内容、ナメたらあかん!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?