竹中平蔵氏を襲えば蛮社の獄、安政の大獄を招く
誰や!日本の労働者の生産性は低いゆうたんは!竹中平蔵氏か!謝れ!そして賃金を正当に上げろ!ホンマにイランことばかりする御仁やな!
(中日新聞241012)
「竹中平蔵氏にそんな影響力はない」と、問題点をぼやかそうとする人がいるけれど、やはり竹中氏が2000年代以降に日本にもたらした影響(悪影響)ははなはだ大きいものがあると思う。そしていまだにその影響力を及ぼそうと企んでいることが、小泉進次郎氏を推そうとしたときに現れた。
小泉氏が解雇条件の緩和を言い出した時、背景に竹中氏がいるだろうとにらみ、批判を開始したら、推測でものを言うな、という批判を頂いた。ところがその後、竹中氏が小泉氏を推す記事を載せて、案の定状態。日本の労働者を貧しくする政策には竹中氏あり、って感じ。
日本の労働者の賃金を下げ、解雇しやすくし、貧富の格差を固定化しようという政策の裏には、必ずと言ってよいほど竹中氏がいる。もう不思議なくらい。やはり、日本ではその派の親玉なんだろうな、と思う。竹中氏が身を引けば、その派閥の力は相当弱体化すると思う。これだけの論者が他にいないから。
そのためか、「テロリストが竹中氏を襲えばいいのに」という人がいる。私はそれに絶対反対。なぜなら、それこそが「竹中氏のその仲間たち」の狙いだと思われるから。竹中氏が襲われ、命を落とせば、それを口実に、竹中氏に恨みを抱いていると思われる人たちを取り締まる動きが現れかねない。
江戸時代に起きた蛮社の獄や、安政の大獄のようなもの。これらは結局、江戸幕府の弱体化を促進することになった。大切なことは、自分の意に反する派閥の弱体化を願うことではない。日本に住む人たちが笑顔で暮らせること。そこが最重要で、他は些事。
だから、竹中平蔵氏の政策がいかに問題だらけか、ということを繰り返し伝え、竹中氏の影響力をなくすことが、竹中氏に対する配慮にもなるといえるかも。でも面倒くさいから、そろそろ竹中氏も引退してくれないかね。