夏休みの宿題で遊ぶ方法

息子(小三)は、最初の2日間で夏休みの宿題を終えたので、のびのび遊んでる。自由研究・自由工作はすでにいくつかやってるので、ふだんやるのは一行日記のみ。今年の担任の先生は宿題がゆるめなのも助かる。

うちでは「宿題はなんならしなくてよい、叱られりゃいいだけだから」というスタンス。だから宿題をサッサと済ませるのかもしれない。
息子には、私が夏休みの宿題をほぼやらずに済ませた体験談をしてある。クラスのみんなの前で叱られ、学年みんなのウワサになった話。

おじいちゃん(私の父)はもっと戦略的で、「宿題やるよりラク」という理由で、夏休み明けの学校で、「私は夏休みの宿題をしませんでした」というプラカードを体の前後にぶら下げて、運動場10周。学校中の子どもが見物してたらしい。その話も聞かせている。

「だから息子よ、宿題はなんならやらなくていいんだぞ。しこたま叱られて、恥をかけば済む話だ」と語って聞かせると「イヤだ!僕は宿題する!」と言って、2日間で終わらせた。

宿題をやってる間、何度も誘惑した。
「もうプリント一枚終わらせたのか?!そんな頑張らなくてもいいじゃないか。どうだ、ちょっと休憩しないか?」と誘うと、「いやだ!宿題する!」と言ってさらに熱が入る。

さすがに疲れて休憩を入れたとき、「よく頑張ったなあ。もうこんなにプリントやったのか!今日はもう休んでいいんじゃないか?ねえ、遊ぼうよ~」と悪魔の誘いをかけると「いやだ!休憩が終わったらまた宿題する!」
「ええー!」

・宿題はやらなくてよい、というスタンスをとること
・もし宿題に取りかかろうとしたら驚くこと
・頑張りを認めつつ、軽く制止気味に声をかけること
・制止を振り切ってやろうとしたら驚くこと
こうした接し方をすると、意欲にますますドライブがかかり、熱中する様子。特にアマノジャクタイプは。

「やらなくていいと言われてるのに頑張る僕」
「誘惑や制止を振り切って宿題に立ち向かう僕」
という、一種、ヒロイズム的な構図を周囲がアシストして作り上げると、宿題は「邪魔する悪者と闘いながら正義を守るヒーロー」気分で取り組めるらしい。

親としては、いかに「ショッカー」(古い)として邪魔に入るか。そして突破されたら「やられたー!」と倒れ、達成感を与えるか、そこを意識している。どうせやるなら楽しい方がいいから、親子して夏休みの宿題をネタに遊んでる感じ。

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