フォロワー数増えても全然バズらない
私のこれまでの経験上、「いいね」が1000程度しかつかないようなツイートでフォロワーが増えることはまずない。増えてもすぐ減る。5000くらいだと一時的に増えるけれど、2週間もたたないうちにフォロワーの数は元に戻る。1万を越して初めて安定フォロワーが少し増える、って程度。
200~300程度のフォロワーが増えても、その程度ではしばらくたつといなくなる。元の数に戻る。なぜかは分からないけれど、1000単位でフォロワーが増えて初めて安定フォロワーが増える。でもそれには3万いいね位ないと無理。
1万いいねを超えるツイートは、3時間以内に1000いいねを超える。数万いいねを超える場合は、1時間以内に1000いいねを超える。初速で大体、どのくらいバズるかがわかる。でもたまに、初速が遅いのに翌日になってバズるということもある。
なお、フォロワー数が増えたからといってバズりやすくなるかというと、全然そんなことはない。バズる確率は上がる様子がない。結局、つぶやくメッセージが面白くなければバズらない。だから、インフルエンサーは影響力がある、って話、ウソだと思う。
「インフルエンサーだから影響力がある」のではなく、そのつぶやきがたまたま多くの人の心の琴線に触れ、いいねを押したくなるようなものだったのだろう。つまり、たまたまその時の言葉に力があったのであって、インフルエンサーに力があるからではない。
フォロワー数が増えたらバズり方も大きくなるか、といえば、全然そんなことはない。フォロワー数がほぼなかった時期から、バズるときはバズるし、フォロワー数がかなり増えた現在でも、別にバズった時のいいね数は増えない。フォロワー数はバズり方と全然関係ない様子。
私の場合、ツイッターでバズると著書が売れるという傾向がある。そのため、アマゾンでの在庫が切れるということがよく起きる。出版社から「準備しておきたいので、バズる前に連絡ください」と言われたことがあるけど、無理。何がバズるかさっぱり分からない。
編集者から「え?篠原さん、バズらせようと思ってバズらせているんじゃないんですか?」と言われたけれど、んなことできますかいな、と答えた。実際、何がバズるか全然分からない。今回は我ながら実にうまく言語化できた、と思う時でも、シーンとしていることが結構ある。
他方、気軽に打ったつぶやきが思わぬほどバズることもある。何がバズるのか、さっぱり分からない。私は大切と思った内容は繰り返しつぶやくことにしているけれど、同じ内容なのにバズったりバズらなかったりする。それもなぜだか分からない。
つまり、バズるかどうかは、つぶやく私にまったく主導権がない。つぶやかなければもちろんバズることはないわけだけど、結局、バズるかどうかの主導権は、完全に読み手側にあるように思う。