同期と驚き 子どもと遊ぶコツ

子どもが苦手、という大人は多い。あまり子どもと遊んだ経験がなく、やむを得ず遊んだことがあってもうまくいかず。それでイヤになって、子どもは苦手という方が多い。そのため、自ら子どもを持つことに不安がある人も。では、子どもに慣れていない人でも一緒に遊べるコツは何だろう?

カンタンな方法が二つある。同期と驚き。
子どもが顔を傾げたら一緒に傾げ、右手を上げたら左手を上げ、ニッコリ笑ったらこっちもニッコリ。すると子どもはキャッキャと嬉しがる。自分の動きに合わせて同調してくれる大人は、「あ、この人、自分に合わせてくれる」と嬉しくなる。

子どもが走り出したら「お!速いなあ!」、跳び始めたら「お!高い!ビョーン、ビョーン!」などと軽く驚きの声を上げる。すると子どもはますますハッスルし、もっとすごいパフォーマンスを見せようとする。
同調と驚きの二つを心がけると、子どもとは大概親しくなれる。

子どもが苦手だと言う人は、子どもを未熟者とみなし、教えて上げようとすることが多い。子どもは幼児であっても上から目線、やって上げてる感の接し方は「大人のペースで進めようとしている」と感じ、やらされ感(受動感)があって、楽しくなくなる。

子どもは、自分が働きかけ、何事かが起きる能動感が大好き。自分が何かすると大人が同調してくれる、となると、自分が大人を動かしてるようで楽しくなる。自分に合わせようとしてくれる「視線」も嬉しい。大人が驚いてくれると、何かをする能動的な動きが楽しくなる。

子ども慣れしてない人は、どうしたらよいか分からないために自分の思いつきで動き、子どもはそれにつき合わされるので嫌がる。
逆に、子どもに大人が合わせると、子どもは嬉しくなる。同期と驚きはそのカンタンなコツ。

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