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ロンドンひとり旅1日目🇬🇧ホームシックになるなんて
2024年7月。
急に思い立って、出発1週間前に航空券とホテルを押さえ、ロンドンへ行くことにした。
5泊7日のひとり旅。ちなみに海外ひとり旅は初めて!
旅先をロンドンにした理由は色々あるけれど、行く前にメモしていたのはこんなところ。
▶︎「イギリスのご飯って本当にまずいのか?」を確かめる(長年の疑問)
▶︎英会話の習得具合を試す(リスニング激弱/学んでいるのはイギリス英語ではない)
▶︎海外のサイズ展開豊富なランジェリーショップでランジェリーを選ぶ
▶︎リバティロンドン&ソーイングショップへ行く(洋裁が趣味の人は布山に囲まれることも趣味)
▶︎イングリッシュガーデンを散歩(雑誌で見かけた写真がとても綺麗だったから)
▶︎ウエストランドでミュージカルを観劇(ブロードウェイでも良かった)
▶︎アフタヌーンティーでスコーンを頬ばる(小麦粉で出来たものはなんでも好き、コーヒーより紅茶派)
▶︎ダブルデッカーに乗る(赤いバスが可愛いから)
▶︎色んな価値観に触れる(イギリスは歴史的にも移民が多いらしいので多種多様なマイノリティを垣間見られるのではと思っていた)
いざ出発 noodleはヌードに聞こえた
行きは羽田空港8:50発、ロンドンヒースロー空港15:45着の直行便。
(ブリティッシュエアウェイズ/所要時間14h55m)
飛行機内では、Prime videoでダウンロードしておいた、ロンドンにゆかりのある映画を3本観た。
『ノッティングヒルの恋人』、『パディントン』、『ハリーポッター賢者の石』。
しかし、時々発生する世のヒット作を理解出来ない問題が発生。
ハリーポッターが面白いのは何作目から?本が面白いの?と。この時点で「9と4分の3番線」は旅程から外れてしまった。
あとは『照子と瑠衣』(著・井上荒野/祥伝社)を読了。ちなみに飛行機の中で泣いた。
機内食は2回。ここでいきなりの英会話試練が到来した!
「Chicken or Noodle?」が「チキン オア ヌード」にしか聞こえない。
呆れた客室乗務員が勝手にチキンを用意し出したけど、何度も聞き直した。
結果、Noodleをオーダー。
勝ち負けじゃないけど、粘り勝ち。
自分の意思で選べる状況を勝ち取ったのだ!
イェーイ!!
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ロシアの上飛べないからか、いつもそうなのかは不明。
ロンドン市内へ移動
16:30
無事入国。
出国も入国も機械になっていたから、「sightseeing♪」と言う場面はなかった。
荷物を受け取って、空港内に設置されていた券売機でオイスターカードを購入。
日本で言うsuicaのようなチャージ式の交通IC。事前情報通り、デポジットにもチャージにも現金は使えなかった!
ちなみにポンドへ両替をしなかったが、旅を通して必要なかった。クレジットカードで全てが済むし、お札を目撃したのもスーパーで前のお客さんが使っていた1度だけだった。
路上パフォーマンスの投げ銭も寺院の募金も電子決済。
話が脱線したけれど、
空港からは約30分でロンドン市内まで連れて行ってくれるエリザベスラインという路線に乗車。
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カメラロールを見返すと、このイラストの写真を何枚も撮ってた。
この時点で、すでに日本が恋しかった模様。
Tottenham Court Road駅で地下鉄に乗り換えて2駅。ホテルの最寄り、Charing Cross駅に到着。
ホテル到着 素泊まり一泊4万円弱
18時前
駅から2〜3分でホテルに到着。
『The Z Hotel Trafalgar』
Zホテルは、コロナ前ぐらいから店舗が増えた便利立地にあるコンパクトなホテル(だと思う)。日本でいうところの東横イン、アパホテルみたいな位置付けなのかな。
レビューを読んでいたので覚悟はしていたけど、スペースは極限まで削られていて、トランクを全開するには入り口を全部とバスルームの扉を半分封鎖するしかなかった…。
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これでも素泊まり1泊3万円を超え、税金を入れると1泊4万近く。(1ポンド200円計算)
恐るべしロンドン。恐るべし円安。
トランクを置いてひと段落。この時期のロンドンは21時ごろまで明るい。近所を散策して、晩御飯を調達しに行くことに。
リバティ・ロンドンへ 布に囲まれたい
意外と近い場所にあるとわかったので、早速目的の『リバティ・ロンドン』まで散歩。
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リバティは小花柄のプリントされたアパレルなどに使われる生地で有名。日本では生地やアパレルのイメージが強いけど、元はイギリスで百貨店。だからフロアによっては色んなブランドの洋服が並んでいる。
日本では目にしない、リバティ生地の家具やインテリア、シルク素材の生地。「わぁー!素敵ー!」ってずっと一人で言っていた。
建物自体も1880年代(1875年かな?)のもの。エレベーターの内装や柱などに施された、木材を掘って作られた植物などのデザインが美しかった。ショーウィンドウも素敵だった。
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アップで写真を撮らなかったことを後悔。
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正直、商業プランニングの視点から見れば、めちゃくちゃ回遊性も視認性も悪かった。
職業病。笑
布山から運命の1枚を選ぼうと意気込んでいたけど、訪れたことに満足して購入しなかった。
ひとり海外旅はRPGと心得よ?
この辺りから、なんだか寂しくなってきていた。
いや、普段も一人暮らしだし、なんなら休職中は誰にも会わない日の方が多かった。人恋しいなんてあんまり思わないはずなのに。
雲行きが怪しい。
お腹が空いてきたからか、円安の現実を突きつけられたからか、写真を取り合いっこする人たちを見たからか…。
初日にして、というか到着して5時間ぐらいで、すでに家に帰りたくなったのだ。ホームシック初体験。
あと5日耐えられない!!と、弱気になって友達にLINEを送った。
私:ホームシックになりそう
友達:RPG(ロールプレイングゲーム)やと思って楽しんで!
私:ナイスアドバイスすぎる!
なんでこんな返信をしたか、今も本当によくわからない。
RPGなんてやったこととがないから、一人海外旅がRPGってどういうこと!?
それでも人は不思議なもので、「これはRPGというもので、楽しめるものらしい」と認識すると、なんだか大丈夫な気になってくるのだ。
(RPGと海外一人旅の経験者は分かるのだろうか? 単に友達とやり取りできたからだけの気もするが。ありがとう、マイフレンド!)
最初の晩餐は…
21時
何件ものレストランやバーを覗きながら、なんとかホテル近くの「berra fina」というタパス料理のレストランに入店。
あっこれスペイン料理のお店やん!
スーパーで買ったものをホテルの部屋で食べるのは寂しかったし、カタコトにも満たない英会話でご飯に辿り着くのはハードルが高かったから、そんなの関係ねぇ!!と言い聞かせる。
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締めて25.54ポンド…わぉ!!
注文もできて、ほっと一息した瞬間。英会話試練到来。
ウェイター:「Do you have allergies?」
私(心の声):え?もう後はご飯が出てくるの待てばいいんじゃないの?でも明らかに何か聞かれている。無理ー。
笑って誤魔化そうかと思ったけど、真剣に何度も聞くから、こちらも真剣に。4、5回言ってもらって、ようやく単語を聞き取れ、「No」と笑顔で言えた。
以降、どの飲食店でも必ず聞かれた。日本ではフルサービスのお店で聞かれるぐらいだけど、ロンドンではカフェでもパブでも聞かれた。
あれは対応してくれる感じなのかな??
ホテルへ帰宅 街はまだ賑やか
22時前
パブの前で飲む人たちを横目に、ホテルへ戻る。
18時ごろには50人以上の人だかりで、22時前でも30人弱はいたかな。華金じゃなかったのにね。サッカーユーロの試合もなかったのにね。
イギリスの新橋だ!!
外で飲むのが好きらしいけど、テーブルもないのに立って呑むの疲れないのかな。
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夕方になるとスタッフっぽい人が、歩道にチョークでラインを描いていた。あれは飲んで良いエリアを示していたと思うけど、歩道として機能する幅、ほぼなかったよ?
そんなことを思いながら、1日目を終えました。
(旅行記って、どんな風に書くと面白く書けるんでしょうね。2日目以降に続くと思います。)