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高専卒がスタートアップへ転職してきて思うこと part1

私は北九州にある高専を卒業して、一度はいわゆる大企業に就職しました。高専を卒業した大部分の人が同じように大企業に就職するのではないでしょうか。私も卒業するときには何の疑問も持たず大企業を選択しました。しかし、紆余曲折あって大企業を退職し、地元福岡のスタートアップ企業に転職しました。転職の時に考えていたことなどは前の記事に書いてあるので、良ければ読んでいただければ幸いです。(クアンドにUターン転職してから1年が経ちました

スタートアップへ転職して2年が経ち、それなりにいろいろなことを経験させてもらっているので、高専卒で良かったなと思うことを書いていこうと思います。(※この記事は個人の感想であり、すべての高専生に当てはまるわけではありません)

1. 社会に出る年齢が早い

これに関してはシンプルなのですが、高専本科を卒業してそのまま企業に就職する場合、20歳から働き始めることになります。そのため、同じような業界へ進む他の方よりも若いケースがほとんどです。実際に、私は3年半ほど最初の会社で働いた後に転職しましたが、その時はまだ24歳(大学院卒で新卒の歳)で会社の中では一番年下でした。

所詮ただの年齢という数字でしかないですが、やはり若い方がリスクをとれる可能性が高いし、選択の幅が広いです。社会人経験がある上に年齢が若いというアドバンテージを持てるのは高専卒の一番の強みではないかと思います。

2. なんとなく分かる範囲が広い

高専では一般の人が高校1年生の段階から、専門教科の授業があり機械系から時には化学系の勉強をします。これによって、専攻していた分野以外でもそれとなく聞いたことがあったり、最低限の知識があったりします。

現職のスタートアップでは、システム関連の知識はもちろん必要ですが、パートナー企業のことであったり、企業課題を深く理解する必要があります。その際に、少しでもベースとなる知識があることで、顧客との会話が円滑にでき、高い解像度で理解することができます。「あの時なんとなく聞いていた授業の内容がこんな時に活きるんだー」という経験が数えきれないほどあります。

3. 新しいことへチャレンジすることに抵抗がない

前項でお話ししたことと少し被る部分があるのですが、高専では幅広い分野の授業があり、私の学科は特にインターフェース技術に着目していたこともあり「広く浅く」というような教育方針でした。そのため、大学院などを卒業している他の方に比べて、これが自分の専門分野である!というほどの分野はありません。

これは専門性がないとも言えますが、逆に言うとどの分野にも染まれるということだと思います。実際、私は2年間でコーディングから補助金獲得のためのプレゼンまで様々な業務を行ってきましたが、どの業務でも成果を出してこれたのは、異なる分野への心理的ハードルがほぼなかったことが一つの要因だと思います。


ここまで自分の経験上良かったことを3つ書かせてもらいましたが、良かったことだけではなく、もちろん苦労したこともあります。苦労したことについては、また別の記事で書こうと思います。もしかしたら、その記事の方が超大作になるかもしれませんが。笑


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