物持ちが良い（財布を20年使う）

物持ちが良い。

普段遣いのものも、仕事道具もかなり長持ちするほうだと思う。特に丁寧に使っているつもりはないのだけれど、大抵は耐用年数の限界まで使い尽くすところまで使い切る。

身近なもので「長く使ったな」と真っ先に思いつくのが財布。

ブランド不明の20年モノの財布

2年前まで使っていた財布は、自分が中学に上がるくらいの時に親父にもらったものだ。結果的に、丸20年間使えた。

『高い財布を持っていないと、金が貯まらない』なんていう風説が世の中には蔓延っているが、そんなことも気にしない自分はこのもらった財布を20年使い続けていた。カード類も沢山入って機能的に一切不便しなかったしね。

限界まで使い込まれている。一応イタリア製。

この財布、一応合皮ではなく薄いながらも本革が使われていていて、使い込むことで独特の艶は出るし耐久力もそれなりにあったが、流石に20年立つと縫い目が解れたり、内側の生地が破れてきたりするので、限界に達しつつあった。

いつぞか帰省したときに、もらった財布を未だに使い続けていることを親父伝えると「大人がボロボロの財布を使ってるんじゃない」と言って渡してくれたのが今の財布。

結果、いい歳の大人がまた親からもらった財布を使うことになった。

ちゃんと鞣された馬革はツヤが良い

馬革（コードヴァン）で出来た、前よりも立派な革財布だ。

今回の財布はいつまで使えるだろうか。仮に同じく20年使ったとして、その頃に親が元気で居る可能性は低い。もう貰うこともないだろう。

流石に次の財布は自分で買おうと思う。何十年後か分からないけれど。