ヨガの八支則のサマディ
ヨガの最終目標は三昧
かの空海もサマディのまま、いまも生きておられるとか
凡人にはとてつもなく遠いセカイだと思われます
今日も以下勉強します
「サマディ(Samadhi)」は、ヨガの最終的な目標である「瞑想の至福」を指す重要な概念です。以下に、サマディについての詳細を箇条書きで説明します。
サマディの定義と特徴:
サマディは、ヨガの最終段階であり、瞑想の深い状態を指します。これは、修行者が自己の本質と宇宙の統一的な実相を直接的に体験する状態を指します。
サマディは、思考や感覚の活動が静まり、意識が非常に集中し、深い平静と至福が体験される状態です。
これは言葉では十分に表現できないほどの深い体験であり、個人の心の状態や経験によって異なる可能性があります。
サマディの種類:
パタンジャリのヨガ・スートラにおいて、サマディは「サビーカリ(Savikalpa)」と「ニルビーカリ(Nirvikalpa)」の2つに分類されます。
サビーカリ・サマディ(Savikalpa Samadhi)は、まだ微細な差異を持つ意識の対象として宇宙の統一的な実相を体験する状態です。修行者は、自己と宇宙の一体性を感じつつも、まだ感覚的な区別が存在します。
ニルビーカリ・サマディ(Nirvikalpa Samadhi)は、意識と対象の間の区別が完全に消失し、修行者は純粋な意識の状態を体験します。これは最高のヨガの状態とされ、自己の限界を超えて絶対的な真理を体験するとされています。
サマディの達成:
サマディは、ヨガの継続的な修行と内省によって到達されます。瞑想、アーサナ(ポーズ)、プラーナーヤーマ(呼吸の制御)、ディヤーナ(瞑想の集中)などのさまざまな手法が用いられます。
サマディの達成には、心の浄化とコントロールが必要です。邪念や欲望、感情の浮き沈みなどを超え、心を静めることが求められます。
個人によって達成までの時間や経験は異なります。一部の修行者は数年以上をかけて達成する一方、他の人はより短い期間で到達することもあります。
サマディの影響と利益:
サマディの状態は、深い平和と内面の喜びをもたらします。心の安定性、自己の理解、宇宙との一体感を強化します。
この状態に達することで、個人は物質的な欲望や執着から解放され、内面の充足感を見出すことができるとされています。
サマディは、人生の目的や意義についての洞察を提供し、個人の行動と関係をより意識的に調整するのに役立ちます。
要約すると、サマディはヨガの最終段階であり、深い瞑想の状態を指します。この状態に達するためには、継続的な修行と内省が必要であり、その達成によって個人は深い平和と内なる充足感を得ることができます。