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【読書note】どんなリーダー像を目指すのか?を考えてみたvol.2

こんばんは、芝本です。

先日、長尾彰さんの著書『宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない。』の内容を紹介していきました。今回はその続きです。

自分の「Why」を明確に仲間に伝えることで「リーダーシップ」が生まれ、そこから自分のリーダー像が形成されていく。そして、「賢者風」「愚者風」どちらのリーダー像があっても良いというお話をしました。

では、ここからは「自分らしいリーダーシップを発揮するにはどうすればいいか?」というところを考えていきます。


組織に適したリーダーを考えてみよう!

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考えてみると当たり前かもしれませんが、所属するチームによって、求められるリーダーが変わってきます。大企業の社長と小学校の班分けの班長では、同じ組織のリーダーですが、多分求められるもののレベルは違いますよね(笑)

前回は「賢者風」・「愚者風」のリーダー像があるというお話がありました。著書によると、この2種類では次のような組織形態が適しているそうです。

賢者風リーダーシップには「ヒエラルキー型」
愚者風リーダーシップには「ネットワーク型」

『でた!それっぽい横文字!』と思った方、ご安心を!そこまで難しい話じゃないです(笑)

「ヒエラルキー型」とは、ピラミッド型の階層構造の組織で、組織のトップにいくほど、人数が少ない組織。
「ネットワーク型」とは、複数の自立したチームが同じ階層にあり、網目のように繋がっている組織。

そして構造上、「ヒエラルキー型」は「1→100にすること」が得意かつ短期成功型なので、牽引力や統率力のある「賢者風」のリーダーが活躍できます。
一方、「ネットワーク型」は、「0→1を生み出すこと」、「違うことを違うレベルで実行できる」ことが得意で長期成功型なので、これは「愚者風」リーダーが活きてきます。

このように組織の形態によって、そこで活きるリーダー像が変わってきます。今の日本では、YouTuberやフリーランスで事業を始める方といった、独立してコミュニティを形成する人が増えている中、他のコミュニティと共同で1つのものを創ることも増えてきています。こういった協力関係にあるチームは「ネットワーク型」とも考えることができるし、まさに多方面で個性を伸ばせる「愚者風」リーダーが発揮できる場が増えていると思います。

さらに、どんなチームにも発達段階があり、著書にも取り上げているブルース・W・タックスマン氏が提唱した「タックスマンモデル」を用いて説明しています。

<第1ステージ【形成期】>
・チームが結成されたばかりで、なんとなく目標に向かっている。
・次のステージへ上げるには、コミュニケーションの「量」が必要。

<第2ステージ【混乱期】>
・メンバーの主張が大きくなり、内部で衝突が起きやすくなる。
・次のステージへ上げるには、コミュニケーションの「質」が必要。

<第3ステージ【規範期】>
・ビジョンと目的がチーム内で認識され、個々がチームに対する役割を把握するようになる。
・次のステージへ上げるには、自分たちで合意したルール、役割、目標を達成することが必要。

<第4ステージ【達成期】>
・メンバーが共通のゴールに向かってエネルギーを使っていき、メンバーそれぞれがリーダーシップを発揮できる。
・本音も話あえる強い信頼関係が生まれる。

詳細はここでは省きますが、それぞれの段階でチームに必要なことが異なります。

要するに、自分のチームはどの段階に該当するかを把握することが大事で、そうするとリーダーがとるべき行動(とるべきリーダーシップ)が見えてきます。つまり、チームの成長に合わせてリーダーも変化していく必要があるということですね。


こういうリーダーがいたら面白い!

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組織(チーム)の形態や段階によって、適したリーダーシップがあるということが分かりました。では、どうすればさらに魅力的なリーダーになれるのか?

まず、魅力的なリーダーとはなんなのか?ボクだったら、「この人となら一緒におもしろく仕事ができる!」と信頼できるリーダーはすごい魅力的だなと思います。では、そういった信頼関係を築けるようなリーダーになるにはどうすれば良いでしょうか?

著書ではこのように書いてあります。

相手に自分を信じてほしいなら、まずはあなたが相手を信じてみましょう。

出典:『宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない。』P.201

たしかに、シンプルですけどそのとおりですよね。著書では、漫画「宇宙兄弟」のエピソードを例に分かりやすく説明されており、ボク自身の経験でも納得いくものがありました。「自分のことを信じてくれた人のために行動しよう」という心理は、誰もが当てはまるのではないでしょうか?しかも、自分の努力やマインド次第で「相手を信じる」ことは出来ると思います。

「この人は完璧ではないしデキるタイプでもない。でもチームで一番動き回っているし、絶対に自分のことを信じてくれる。」
こんなリーダーがいたら、普通にカッコいいし、一緒に仕事ができたら面白いと思いませんか?

結局は自分自身の在り方次第

ここまで、「どんなリーダー像を目指していくべきか」を長々と書いてきました。結局のところ、自分がどう在りたいか?というところに行き着くのかなと思います。

「賢者風」「愚者風」のリーダー像、さらに細分化すると様々なリーダー像やモデルがあるかと思います。どれを目指してもOKなので、「自分がどうに在りたいか?」「こういう仲間とこんな仕事がしたい!」というところから決まってきます。そもそも「自分はこう在りたい!」と明確に持つことができた時点で、かなり素敵です。

この本を読んで、誰でもリーダーになることは出来るし、場面に応じたリーダーシップを発揮することが大事と、改めて思いました。ボク自身もボクが思い描くリーダー像をこれからも磨いて精進していきます。

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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