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【読書note】どんなリーダー像を目指すのかを考えてみたvol.1

こんばんは、芝本です。

以前からリーダー論については、ボクの【考察日誌】等でたびたび触れています。リーダー論について本や記事のインプットとアウトプットを繰り返していると、ニュアンスは少々異なれど「ここは共通して大事だな」って思うところもたくさんあります。

いろんな記事や本を読んでいる中で、長尾彰さんの著書『宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない。』の内容が興味深かったので、今回はそのアウトプットをしていきます。


リーダーシップを磨くためにまずやることは?

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リーダーとは「リーダーシップ」を発揮する人です。「リーダーシップ」には様々な捉え方やモデルがあるかと思いますが、その「リーダーシップ」を発揮するためにはどうすれば良いか?

著書ではこう書かれています。

共感されるリーダーシップを発揮するためには、「Why」をしっかりと認識しておく必要があります。

出典:『宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない。』P.44

なるほど!
「Why」とは目的であり、これをまず明確にしておくことが「リーダーシップ」を発揮する上でのスタートですね。

以前書いた『Harvard Business Review』内のピーター・ブレグマンの記事のアウトプットでも書きましたが、「なぜそれを達成したいと思っているのか?なぜそれをやろうと思ったのか?」を認識することが大事です。

そして、「Why」に共感し、信じた人が集まってくると言われています。
「大金を手に入れたいから協力して」と言われるより「難病と戦っている親族の手術代を払うために大金を手に入れたいので協力して欲しい」と言われた方が協力したくなります。
まさに「人は”何”ではなく”なぜ”に動かされる」とはこのことですね。

これから目指すべきリーダーは「愚者風」?

「リーダーシップ」については書きましたが、
そもそも「完璧なリーダー」と聞いて、どんな人物像を思い描きますか?

失敗しない人、頭脳明晰で決断力がある人、正義感が強い人、強い信念でみんなを先導していく人・・・、
いわゆる”優等生”のイメージを持つ方が多いかと思います。
シンプルにそういう人ってかっこいいですよね。

著書によると、「完璧なリーダー」は「賢者風」リーダーに分類できるようです。そして、「賢者風」と「愚者風」の2種類のリーダーがあると述べています。

「賢者風」
頭脳明晰で決断力があり、強い信念でチームメンバーを先導していくタイプ。
「愚者風」
完璧ではないという自覚があり、先導するというよりチームメンバーの意見を求めるタイプ。

「愚者風」のリーダーと聞いて、「え、怠けるリーダーでいいんだ!」と思った方、それは違います!笑

ここでの「愚者風」は「愚者であるように振る舞う」わけではありません。
常にチームメンバー全員が正解を持っているという前提を持ち、チームメンバーの意見をフラットに聞くという姿勢のことです。

そして、チームメンバーからは「頼りにしている」というより「僕たちがフォローしている」という意識が生まれてきます。

このように、チーム内で「競争」より「共創」をして1つのプロジェクトを遂行するようなスタイルが「愚者風」です。

また、チームメンバーそれぞれが自律して動くことでチームとして成長していく要因にもなりえます。これに関しては以前の記事でも触れていますね。

そして、ここで大事なのは、リーダーは「賢者風」と「愚者風」の両方のモデルがあって良いということ。つまり、『リーダーは「賢者風」でなければならない!』というマインドを変える必要があります。

誰もが決断力があって、みんなをバリバリ先導できる人ばかりではないかと思います。でも、自分の「Why(目的)」を明確にし、伝えることは、誰もが磨いていけるところです。

誰もが磨けば「リーダーシップ」を発揮することができる。つまり、努力で誰でもリーダーになれるということです。そして、いろんなモデルのリーダーが出てきてボクは良いのかなと思います。結局のところ、自分はどういうリーダーになりたいか、というところに行き着くかと思います。

今日はここまで。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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