忘れられないこの日に、忘れたくない思いを
#あれから10年
SNSやネットニュースでは、こんなハッシュタグと共に、多くの人やメディアが2011年3月11日のことについて、「伝えたい」「残したい」という思いが紡がれている。
10年前、私は千葉で暮らす高校1年生で、学年末試験の初日を終え、図書室で勉強をしている時に地震を受けた。
テレビに映し出された東北の景色があまりにも非現実的すぎて、リアルとして受け止めることが出来ずに呆けていたことを思い出す。
3年前、初めて私は報道の世界の人間として、風化されていく震災の記憶と向き合う機会を貰った。
忘れられていくことへの怖さを訴える人の声を聞いた時に、自分の中で3月11日という日が少しずつ遠くなっていく、忘れていくことへの恐怖を感じたことをよく覚えている。
この日に向ける想いや感情は沢山あるはずなのに、私は言葉にまとめるのにとても時間がかかる人間で、3.11のことについて今考えていることを、今日までに言葉にするには、どうしても時間が足りなかった。
それでも、10年という節目を迎える今日という日にどうしても自分が思っていたことを形に残しておきたくて、自分の心が揺れ動いた記事や投稿を、ここにまとめておくことにした。
忘れられないこの日に、
忘れたくない思いをここに。
サポート代は全額写真の勉強代に当てさせてもらいます…!