後方荷重の見方・症例
後方荷重のキーワードを出して説明してきましたが、言葉だけでは説明が難しい部分もあるので写真と症例をだして説明していきたいと思います
投球時には荷重は母指球にかかっていないといけませんが後方荷重は荷重が踵にかかっていまっていることをいいます!
基本の見方
まずは投球に入る時の立ち姿をみてください!この時に上体が後ろに倒れていないか?上体が後ろに倒れていると踵に体重がかかってしまいます!
選手には胸を張ろう・背筋をまっすぐしようなど考えて上体が後ろにいってしまうことがあるので注意してください!基本母指球上に頭があります!
足を上げた時に上体が後ろに倒れていないか見てください!上の画像は上体が後ろに倒れ頭が母指球上から後ろに離れています
ラインが邪魔かもしれませんが上体が後ろに倒れていなくてもお尻が後ろにいってしまい後方荷重になることもあるので注意してください!大腿の場合軸足の膝が曲がります
上3つの画像のように後方荷重になった場合、その後はこんな感じになります
上体が後ろに倒れていきます
トップに入った時です
加速期ですが上体が左に倒れるために左腰に圧力が右腰に牽引力が加わり腰を痛める可能性が高くなります。
症例1
足を上げる寸前です!すでに上体が後ろに倒れています
足を上げた時に除隊が後ろにいっています
症例2
少し上体が後方にいっています
上体が後ろにいっていないようにも見えますが右ひざが曲がってお尻が落ちています!この時上体は前傾していないといけません!
はじめに書きましたが頭の位置は基本母指球上に位置します
トップに入った時に上体が後ろに倒れてしまっています
症例3
膝が極端に曲がってしまう症例です
足を上げた際はやや上体が後方なのが気になります!
右膝を大きく曲げてお尻が後ろに位置しています!
足を上げている時はそんなに気にはなりませんが
右ひざを曲げてお尻が落ちてしまっています
症例4
連続写真です
足を上げた際は気になりません
ここも大丈夫です
静止画だとわかりずらいですが、ここから右ひざを大きく曲げてお尻が後ろにいき落ちます。
ここでは右ひざを曲げお尻が後ろにいき上体が起き上がって後ろに移動していきます
トップを作った時は上体が後ろ(左側)に倒れていきます
加速期では上体が左に大きく倒れます
リリース時は上体(頭)が左方向にいってしまっています!
前から
別の日の画像ですが膝が大きく曲がり上体が後ろにいって上体が起き上がり加速期には上体が背中側に倒れているのがわかると思います!
症例5
すでに後ろに上体が倒れています
足を上げると上体の倒れが強くなっていきます
上体が倒れ右膝も曲がっています!どう見ても母指球に荷重が乗らず、踵に荷重が乗っています
上体が後ろに倒れています
上体が背中側(右)に傾いています
全体的に右に傾いています
もう一つ
後から
股関節・足関節が硬いと後方荷重になります!
股関節が硬いために膝が上がらずにそれを補おうと上体を後ろに倒して膝を上げようとする選手がいます!
足関節が硬いために母指球に荷重を乗せようとしても足関節が硬いために母指球に荷重が乗せられずに踵に荷重がかかってしまう選手がいます
まず、膝が胸に着くかやってみてください!この時に反対の膝が曲がらないように注意してください!
膝と足首をくっつけて踵が浮かないようにしゃがんでください!
上記の二つができなければ柔軟性に股関節・足首の可動域が硬いです!
可動域を上げる方法としては、画像を載せたことをひたすらやることです!
この状態で膝を胸に近づけてください!自分でできなければ誰かに膝を押してもらってください!反対の膝も浮かないように抑えてもらってください!
足首はひたすら和式トイレにしゃがむようにしゃがんでください!慣れてきたら少しずつ足幅を閉じていってください!
最後に
後方荷重は体の開き・上体の突っ込みの原因になり球に力を十分に伝えられない原因になります!はじめの姿勢から足を上げた時に後方荷重になってしまうとその先のすべてがダメになってしまいます!まずは後方荷重がないかを確認することをお勧めします!これは母指球に荷重を意識させるだけでたいていなおります!投球動作は複雑であり簡単に修正できるものではなく実際は難しいですが、この記事を読んで投球指導に役立ててください