誰ですか「音姫」ってネーミング付けたの
コンビニや公共施設のトイレの「音姫」機能。
トイレをしている音をカモフラージュさせるために流水音が流れるあれです。
流水音機能はまだちょこちょこ見ますが、「音姫」はめっきり見なくなりました。
なぜ無くなっちゃった(無くなったかどうかは知らないですが)かを予想するに、あまりにもネーミングが面白すぎたからだと思います。
面白いだけならまだしも、謎にロマンチック。そして微妙に艶っぽい。
そんなネーミング、大喜利の回答として完璧すぎます。
大喜利の回答として完璧なサービス、日常には浸透しません。
モノにしてもサービスにしても、かなりネーミングに引っ張られる節があります。
トイレから機械的な流水音が流れてきたときに、「音姫だw」と、wのニュアンスで浸透してしまうともうアウトです。
あとは「姫」という、トイレの音を恥ずかしがるのは女性という、ステレオタイプなイメージも良くなかったのかもしれません。
そこは「音殿」でも良かったのです。
「音殿」であれば、ちょっと格式も高くて良かったかもしれません。
トイレの流水音を聞いたときに、「音殿を使って奉られておる」と、尊敬の念も抱かれます。
「音殿」は、より大喜利の回答として汎用性が高くなってしまうので、やっぱりだめです。