2012/8/4 #198 心の場所
心は頭にあるのさ
— 篠山浩生 (@shinoyamakosei) August 4, 2012
それでも胸がぎゅっとなる
— 篠山浩生 (@shinoyamakosei) August 4, 2012
「胸がぎゅっとなる」なんてよく言うが、心が胸にあるのかと言えばそんなことはない。
じゃあ心はどこにあるのだろうか。
通常の勉強をしてきた限りの知識で言えば、どんな思考や感情も人は脳で感じていることになるはずだ。
そしてその感情への反応として、心臓や胃(身体)に現象が起こる。
それを「胸が苦しい」と人は認識するし、そのせいでなんとなく心が胸のあたりにあると錯覚する。
そう、錯覚なのだ。
日本語で「頭が苦しい」と言う人はいない。
これは非常に文化的なことだと思っている。
現象としては間違っていても人がそう感じるならそれは人にとっては正しい。
正論を言って嫌われる人が居るが、あれは現象としては正しいことを言っていても、人がそう感じないから人にとっては間違いとなる。
そのくらい人間は主観を大事にしている生物だ。
このことを踏まえると、人と会話する時は主観で会話し、それが主観であること自体をメタ認知するのがいい。
会話の時点からメタ認知で会話するのは、必ずしも正しいとは言えないのだ。
心という意味で「胸が苦しい」と話す人に対して、
「胸じゃなくてそれは頭が苦しいんだよ」
「胸が苦しいのはストレスで体が収縮しているからだよ」
なんて答える人が好かれるわけがない。
THURSDAY'S YOUTH
篠山浩生
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