横浜夜想曲を終えて。(Rollei Sonnar 2.8/40 + Leica M9)
こんにちは、写真練習家 兼 フォトパティシエ のきっちん篠山です📷
人形町秘密基地で暮らしています🏢
また音楽の話か…(?)
夜想曲(ノクターン)とは、「夜の美しさや儚さ、切なさを叙情的な楽想で表現したもの」「夜の静寂や夢幻的な雰囲気を音楽に昇華させたもの」などと言われます。
…と言われましても💦
音楽にはあまり興味が無いし、ましてやクラッシックなど、、
クラッシックの一大分野である(?)ノクターンとはいえ、私には全くイメージできないものなのでした。
ということで、お誘いを頂き、 写真展 vol.II 【 #横浜夜想曲 】( #ヨコハマノクターン ) に参加致しました。
この記事では、会期中に私が街で撮った写真をベタベタと並べながら、その解説を書いたり、写真展の感想を書いたり、自分の展示の解説を書いたりします。
若干毒舌が入るかもしれません(?)
12/25 設営日。
設営は夜からなのに、朝7時に横浜入りしてしまった私。
#コメダ珈琲店 には行ったものの 間が持たず💦
ホテルはまだまだチェックインできず💦💦
仕方なく横浜の街を歩いて写真を撮って過ごしたのでした📷
クラゲ。
まだ入れないけど [sa-yo:] の前にも行きました。
15時になったのでチェックイン🏩
お馴染みの #東横イン ですが、関内にしたのでギャラリーからはちょっと遠い💦
設営。
裏が真っ平らで 釘で2点留めができない額を初めて使用し、かなり苦戦💦
紐引っ掛けの1点留めで このレイアウトだと 手前に斜めになっているのが格好悪い。
ので、裏をハレパネで浮かせて 表が平面になるようにしています。
12/26 オフ日💦
展示は27日からなので、26日は完全にオフでした笑
少し遅めに起きて街を歩き始めます🚶
さて、、
展示の写真でお気付きの通り、今回の写真展はいわゆる #ポートレート写真展 ではありませんでした。
実は自分も お話を頂いた時点ではポートレート写真展だとばかり思っていました💦
なんなら、夏に展示向けの #ポートレート撮影 を組んでしまいました。
その後で聞いたのが、今回の(裏)テーマ「人が写っていない写真」だったのです💢
遅いのよ笑
12/26 はまだまだ平日。
朝9時前は仕事に向かう人の列がありました。
駅も、帰省客や観光客より通勤客。
#ヨドバシカメラ で展示補強用の部材を購入し、みなとみらい地区へ。
愛しの #ハクセキレイ ちゃん。
さて、ポートレート写真展ではないと知り、とすれば撮り下ろしはないと決め、これまで撮ってきたものから展示を構成することにしました。
ちなみに この記事に載せている写真は、今回の展示写真と同じパラメータにて現像しています💡
YOKOHAMA AIR CABIN 。初めて実物を見ました。
横浜に行ったのは いつ振りだろう。
いったんホテルに荷物を置いて、再び出掛けます。
おつかれ生です🍺(ホッピー)
世の中は平日で、野毛地区も昼間は全然店が開いていないのに、この #ぴおシティ だけはそこそこ賑わっていました。
別の日(平日)の15時くらいに軽く飲もうと思って行ったら、待ち行列ができていたので諦めたほど💦
その後、野毛山動物園でロケハン(?)。
野毛山動物園にはなぜか路面電車の車両が展示してあり…
とりあえず撮っておきました📷
野毛山公園にも行きました。
#浮女子 の撮影で初めて行って、それ以来です💡
鳥がいたら とりあえず撮るスタイル。
トイレの窓が綺麗でした。
日ノ出町駅近くの高架下。
これまで撮ってきた写真で展示を構成するということで、篠山ですから(?) まずは写真集を制作しようと決めたのでした。
それで、過去8年間(主には過去4年間くらい)に撮影した 街の写真から、自分の好きな写真をセレクトする作業を始めました。
今回6連泊したので💦
(バスルームで)洗濯もしたりして、必殺の引っ掛け式ハンガーフックを持参し活用しました。
壁際のハンガーフックは洗濯物を干すには向いていません。
というか、ホテルの洗濯乾燥機を使えって話なんですが笑
ケチるというよりも、洗濯物を持っていったり取りにいったりするのが面倒なので…。
12/27 展示初日。
とりあえずコメダで心を整えます(?)。
#早坂美紅 さん(@hyskmk_)を撮影させて頂きました📷
このカメラ( #Leica M9 )では撮っていないので、本記事には写真は出てきません💦
といいつつ、、
昼休憩で一緒に行ったお店でのカットを 横浜夜想曲現像にてお送りします。
どうでもよいですが、右脳で行動する篠山は左手のほうが器用なケースも多く、普段は女性の左側にいるのですが(?)
今回は右側になりました。
多分、その方が写真は撮りやすいからだと思います💡
(利き目が左なので)
なんで笑っていたのかは忘れました💦
おそらく篠山が変なことを言ったのでしょう…
ぴおシティで跳ねる。
その後、午後の部を撮影し、一緒に sa-yo: へ。
まだオープンまで少し時間があったので、外で少し待ってもらいつつ私は展示補強作業。
そしてオープン時間になっても来ないなーと思っていたら、隣の店で飲んでいたらしく笑、買ったワインを持って登場💦
面白かったです笑
12/28 展示二日目。
この日も朝からコメダに行き、その後 街歩きに。
この日は大さん橋方面にロケハン。
これはビルではなく、大さん橋に行く途中にある変な板(?)です。
ここに大量にあった南京錠は取り払われたのですね。
久し振りに行った大さん橋は、切り取り方が難しかったです💦
青いっすね。
午前10時くらいはガラガラです。
懐かしいビルの踊り場。
過去8年間に撮影した街の写真から自分の好きな写真をセレクトしていったわけですが、おそらく何千枚にもなる写真から、第一セレクトで残ったのが約500枚でした。
撮ってきた写真の中にはカラーもあればモノクロもあり、フィルムで撮ったものもあり…
レンズはほぼほぼツァイスでしたが、カメラはバラバラ。
とりあえずカラーとモノクロに分け、それらをミックスした写真集にするつもりで、半々くらいになるよう第二セレクトをしていきました。
私は 横浜夜想曲というテーマ(タイトル)から、夜に物思いに耽りながら 心を乱されずに眺められる写真、と解釈しました。
そもそも篠山の写真は人の心を乱すような強さはありません。
普通に自分が好きな写真をセレクトしていけば 自ずとそういった展示になるだろうとは思っていました。
その後、再びヨドバシカメラに。
今回 展示のキャプションも額装したのですが、その額がお店の照明と相性悪かった💦
それを別の物に変えるべく、探しに行ったのでした。
大岡川近辺にはユリカモメが大量にいました。
電線にも大量にとまっているのですが、皆がとまったり飛び立ったり自由にするので、揺れまくって 必死にしがみついていました笑
オープン時間が16時半なもので、空は結構暗くなっているのです。
冬ですねえ。
展示後は #きんぎょ でおでん🍢
実は初日にも行きました💦
12/29 展示三日目。
やはり朝にコメダで整ってから、ウォーキング🚶
みなとみらいで展示調整のための工具を買って、赤レンガ倉庫に向かいます。
なんだか 皆 AIR CABIN を使わずに下を歩いていますよね。
600m程度で1000円って、一回乗れば満足ですもんねえ。
それで(?)、カラーとモノクロ半々くらいで、80ページくらいの写真集にしようかということで、70枚弱セレクトしました。
そしてそれを分類していきます。
その分類というのが、、
写真としては人の心を乱さないものだとは思うものの、自分が撮影する際はなんらか心が躍っていたはずで、
その、何に心が躍ったのか、すなわち何にフォーカスして撮ったのか、というポイントでの分類になっているのでした。
まあそれは結果として分かったことですが💦
赤レンガ倉庫って切り取るところが限られるのですよね。
建物自体はほぼほぼ入れないというか笑。
多分バルコニーから。
窓越しに向こう側の建物を撮ったり。
バルコニーから広場を撮ったり。
変なイベントの画を撮ったり。
分類して章に分けてみると、それは実に18章にもなりました💦
76ページで18章…
そしてそれを写真集として構成していったのですが、その構成の仕方が今回のミソになっており、、さらに心を乱さないものになっているのです。
ここでは そのミソは書きませんが😎
1/14に行う 勉強会 では解説しながらの読み流しを実施する予定です。
そんなこんなで写真集を制作し、その中から 4点を選んでプリント展示をしたのでした。
プリント展示は、組写真として特に大きな意味やメッセージ性があるわけではなく、自分が特に好きな写真であり 4点で組んで違和感のないもの、としました。
なにせ私のメイン展示は写真集ですので笑
オープン時間が近付いてきました。
…いや、まだ15時でした💦
16時。
もう少しでオープンです。
店内ではあまり写真は撮りませんでした。
とにかくずっと飲んでいたので💦
写真を撮る気がなくなるのですよね。
そしてクローズ後は また同じ店に。
おでんって こんなに白かったでしたっけ笑
この人はモデルさんではなく作家さんなので、変顔もOKです(?)。
22時前に展示をクローズし、0時過ぎまで飲むというハードな毎日です💧
12/30 展示最終日。
やはりコメダで朝活です。
この日は撮影の予定だったのですが、モデルさんの体調不良により当日キャンセルになってしまい…
ホテルに戻って作業をして、夕方 sa-yo: に向かいました。
鶏肉の店に群がる人々。
師走ですねえ。
そろそろ写真展の感想を書かないといけなさそうです💧
まずは、色の異なる作家さんが 7名(OBIさんを入れると 8名)、集まって 実にバリエーション豊富なものになったなぁということ。
同じテーマで集まりながら、その解釈(しているのかどうかも含めて)、打ち出し方、各々全く違うものとなりました。
そして、1点展示をされていた方が何名かいらっしゃいました。
普段はそれに物足りなさを感じる私ですが、今回は違ったのです。
1点展示の迫力(画的な迫力ではなく、伝わるものの迫力)が凄いなと。
自分は勇気がなくて これまで 1点展示をしたことがなく、そもそも 1点で成り立つような質を持った写真を撮ることができないと思っているのです。
うーん、鍛錬が必要そうです。
一方で、上記のように感じたのは 各自のステートメントが(メンバーに)公開されていたことも影響したかもしれません。
というか、ステートメントというから 自分はキュレーター向けの説明を書いたのに、それ見学者に見せちゃうんだもんなー笑
この記事では伏せた「ミソ」まで 私はそこに書いてしまっていたのです💦
あとは、飲みながら話をしていて感じたことですが…
それが感性についてですね。
写真を撮るにしても、それを展示として構成するにしても、感性をもって実施されているということ。
そしてそれを人に説明できるということ。
もちろん感性の話なので、人(オーディエンス)と一致するとは限りません。
でも、それがあるかないか 説明できるかどうか は大きな差があるはずで、伝わり方と納得感が変わるのです。
自分も何らかの感性をもって実施しているはずなのですが、あまりに感覚的過ぎるのか 自分でも分かりませんし笑 当然言語化などできません💦
ちなみに、出展者同士( + 皆をよく知っている一部の見学者様)で投票して最優秀賞(?)を決めるというのをやったのですが、、
私は たけぞうさんと rootさんに投票しました。内緒だけど←
やはり 1枚展示の迫力が凄かったし、、
たけぞうさんの写真は極めて美しく 私の大好物である局紙で こんな絵画のようなプリントができるのかと唸らされました。
rootさんの写真は画の面白さもありつつ 何よりそこから感じとれる作家の心情が何とも切なくて、最もテーマに合った展示かなと思ったのでした。
毎日12時間くらい飲み続けました💧
そして私は iPad に自分の写真集の見開きデータを用意していました。
これは写真集の説明をするのに便利でした。
最終日はお客さんが多く、人数オーバー気味でしたので 途中自主的にウォーキングに出ていました🚶
混雑した空間は苦手なもので💦
打ち上げも同じ店で行い、、
我々は ちくわぶを計39本食べました。
どんだけ~(死語)
ということで、来店くださった皆様、気にしていただいた皆様、ありがとうございました🙏
キュレーターの OBIさん、出展者の皆さん、お疲れさまでした。
自身初めてのポートレート写真以外での展示であり、とても面白い体験でしたし 大きな学びもありました。
また 改めて、ポートレート写真に疲れているな ということを実感しました。
そもそも自分は ただ美しい ただ可愛い ただエロい だけのポートレート写真につまらなさを感じて そこにストーリーを乗せたりしてきたわけですが、、
人が被写体として写っていると どうしても見疲れしちゃうのです。
撮るのも楽しいし写真集をつくるのも楽しいのですが、見るのは疲れる、みたいな💦
まあそんなことを気付かされたな ということで。
唐突ですが、これにて!
ありがとうございました~
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