槌屋詩野/代表@Impact HUB Tokyo

誰もが諦める難しいことを真剣に向き合って真摯にやる。2015年軽井沢、2018年長野市・飯綱高原に移住し東京と二拠点。コミュニティ作り、事業伴走、新規事業創造をやりがち。FUSE@浜松、スナバ@塩尻の立ち上げ。ノンバイナリーなジェンダー認識(They/Them)で夫婦別姓、育児中

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誰もが諦める難しいことを真剣に向き合って真摯にやる。2015年軽井沢、2018年長野市・飯綱高原に移住し東京と二拠点。コミュニティ作り、事業伴走、新規事業創造をやりがち。FUSE@浜松、スナバ@塩尻の立ち上げ。ノンバイナリーなジェンダー認識(They/Them)で夫婦別姓、育児中

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  • #IHTのオピニオン

    • 7本

    主に共同創業者の二人が「槌屋のとある視点」と「ポチエの一言」と題して時事問題や社会に対しての持論を綴ります。

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    • 13本

    都会と地方のシームレスな移動、移住と生産性、リモートワーク、ワーケーションの仮説検証、そして自然からシステム思考を学ぶこと、など移住とWork at homeについてのマガジンです。

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最近の記事

親に知って欲しい「とあるPBL学習者は受験をどう捉えるか」

こちら前編・中編と記載した最後の回。「PBLで育ち、受験を経験し、独学に躊躇がない自分が子の学びにどう取り組むか」と言う記事連載のなかで、本当ならこの回は「後編」になる予定でした。 前置きこの「後編」では、最終的に私が、2021年10月段階で至った、とある仮説(そしてその仮説からの今至っている結論)について、書いていきたいと思います。だけど、ちょっとタイトルに単に「後編」とつけるだけではない戸惑いがありました。 それで、映画The Hunger Gameの「Final」な

    • PBLで育ち、受験を経験し、独学に躊躇がない自分が子の学びにどう取り組むか(中編)

      1つ前に公開したnote記事がいろいろな人の心に刺さることができたようで、たくさんの人に読んでもらいました。ありがとうございました! 長々と読みやすい記事でもないのに暖かな目で読んでいただいて、みなさん共感の言葉をあらゆるオンライン上の場所に残していってくださいました。ありがとうございます。 ツイッターでDMをいただいた方もいたり、子どもの学校選びの参考にしてくださった方もいて、「おおおお」と反響をひしひしと感じています。 ここからは「です・ます」ではなく、ちょっと自分

      • PBLで育ち、受験を経験し、独学に躊躇がない自分が子の学びにどう取り組むか(前編)

        移住の話をしていると、 「しのさんは、進学校とかそういうものに行って、いわゆるエリートの道を進んで、それで今山奥にいて、子どもの教育とかどう考えているんですか」 という質問を受けることが多い。 まずなんでそんな質問を受けるのだろう、というところから問いを立て始め、自分なりに半年弱ほど色々調べてきて、様々な符号が合う箇所が見えてきたので、備忘録的に記載しておこうと思う。 受験は大体経験したが、覚えてるのは違う記憶確かに、桜蔭というキレキレ女が集まる(または様々な意味でオ

        • 「移住を考えはじめたチームメンバー」に対して、私たちは何ができるのか?

          コロナ禍が本格化してから1年。1年前にはここまで皆が「移動」を規制され、「人と出会う」ことを禁じられるとは思っていなかった。人間が社会的動物として必要なことすべての営みが、禁じられている。 その中で、少しでも「人間らしさ」を取り戻そうと、小さな小さな一歩を少しずつ歩み出す人たちもいる。自分を見つめ直して、自分自身に変革を起こしながら。 今回は「コミュニティ」という核に焦点を当てながら、いくつかの「移住」にまつわるストーリーを紹介します。 「東京を離れる」という思いは、誰

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        記事

          移住と「教育をアウトソースしない」という選択

          Impact HUB Tokyoで一緒に働いているチームの中で、「移住」テーマが頭をかすめよぎっているメンバーがいて、何が知りたいのかをいろいろ聞いてみたところ、次のお題が出てきた。 家族での移住の際に気になること 子どもの教育/保育園(保育園の数、距離、質、待機児童等、保活にどのくらいかかるか) 子どもがかかる病院 子育て支援、福祉 通勤(時間/費用) 支出入の変化(移住先でかかる追加費用、転職等による収入減など) 「これ移住じゃなくて普通に引越しの時に考える要件全部だ

          移住と「教育をアウトソースしない」という選択

          移住失敗の2大要因:行政による移住誘致PRの罠と揃わない家族対話

          移住はやっぱり難しく諦め組が多発する2020年4月〜5月から「移住」トレンドが上がるという予測が建てられて、自治体やら国やらは予算を突っ込みはじめている。しかし、よくよく調べてみると移住そのものの「失敗」論が聞こえてくる。 コロナで地方移住 、結局進まない理由 テレワークに悲鳴  都心マンションへ回帰 https://www.47news.jp/47reporters/5407536.html そんなの、もう予想の範囲内すぎて、当然である。 そもそも行政の移住誘致の多く

          移住失敗の2大要因:行政による移住誘致PRの罠と揃わない家族対話

          東京を諦めない、いいとこ取り移住の鍵は、パーソナルな移動の確保だった

          巷でコワーキングやら移住やらサテライトやらリモートやらワーケーションやら、と耳にするようになりつつある単語。ずっともう10年くらいその単語の中に生きてきた人間として、かけることは何かな、と思って綴ってみる。 その中でも、「東京」と「長野」の両方を諦めたくない移住の場合について、一番カナメになるのは「移動」だな、と思う。なので思いを連ねるように、今回は「移動」について書いてみよう。 人権無視の「移動」時間を変えたいあまりにも見過ごされがちだったのが「移動」という時間。とくに

          東京を諦めない、いいとこ取り移住の鍵は、パーソナルな移動の確保だった

          移住、リモート、ワーケーション....全ては「スタイル」の仮説検証

          問いを受けて 2020年8月、私たちはPenというカルチャー雑誌に取材を受けた。そこで初めて、自分たちの「ライフスタイル」「ワークスタイル」が他の人たちよりも特異だということに気が付いた。(取材記者の方から「お二人の事例は今回取材した中でもかなり極端なんで、世の中こんな人もいますよという例ですね」という正直なコメントを頂いた。)第三者の目線というのは重要です。 さらには、こんな問いを受けて、自分が言葉に詰まることも感じた。 「今の政府が打ち出すワーケーション、どう思いますか

          移住、リモート、ワーケーション....全ては「スタイル」の仮説検証

          とある視点(槌屋編) 2020/08: ジェンダーと起業、イノベーション拠点、都市からの逃亡

          こんにちは、Impact HUB Tokyo共同創業者の槌屋です。 先月(2020年8月)からNewspicksのプロピッカーに就任しました。これを機会にニュースを追っていきます。 せっかくピックアップした内容も単にNewspicksだけで呟いていてもちょっとつまらないので、毎月プロピックした内容とその後、その延長線で、どんなことを考えたかをまとめたいと思います。 https://newspicks.com/news/5113919 日本のスタートアップシーンにおける「

          とある視点(槌屋編) 2020/08: ジェンダーと起業、イノベーション拠点、都市からの逃亡