やりたいこと・稼ぐこと・働くこと 2023

先日、海士町複業協働組合の月一定例会にて、「たにもく」なるものをやった。

「たにもく」とは、自分の目標とか関心があること等を話して、その話を受けて周りの人が「こんなことしてみたら?」とその人の目標を立てる、他人に自分の目標を立ててもらう、というもの。

私の今年の目標は、
やりたいこと稼ぐこと働くこと を両立させていくこと。


やりたいこと

”やりたいこと”は、今しているヨット造りみたいに、自分のやりたいことをお金をもらいつつやること。

ここで大事なのが、”やりたいこと”なので、”仕事”という感覚ではないこと。今の職場は、最低でも週に3日〜という契約はあるけど、その配分は自由にさせてもらってて、朝寒くて起きたくない時なんかは、もうちょっとお布団に入って、暖かくなってきた午後から行ったりしている。

同期のはるぽんが複業組合を卒業する前、組合の方向性になるようなスローガンを皆んなで考えたのだけど、その時に、満場一致でいいね!と殿堂入りをはたしたのが、はるぽんの「明日行くかわかりません」だった。


「明日行くかわかりません」


寒くて寒くて布団から出たくない時に、なぜ布団から出なきゃ行けないのか? 私は出たくないのに、私以外の何が私を布団から追い出すのか? 私の人生なのに、私以外の何が私の人生をコントロールするのか? 私は私自身にすらもコントロールされたくないのに。

船を作りたい!という気持ちが、寒さに負けているうちは、行かなくてもいいじゃない。そしたら、船を作っている時は、やりたいからやってる時で、それってなんてシンプルでハッピーなんだろう。
みんながそんな気持ちでやってたら、ハッピーハッピーじゃん。

それでいいじゃん、というか、それがいいじゃん!って思う。そうやって、できたらいいよね!

2023、"やりたいこと"をやりたいようにやりぬいていこう。


あと、今年やってみたいことの1つに、、、物を作って売ってみたいというのがある。

その場所にいて、その場所でしか体験できないことを体験して、自分とその時その場所の交点の中で生まれる物を形にしたい。それで、お金をもらえたら最高。そうして、いつかは世界中を旅しながら生きていきたい。

なので、今年は、何か1つでも、自分で作った物を売ってみようと思う。


稼ぐこと

そうは言っても、このまま自由にやっているだけだと生計を立て続けていくのは難しい。だが、だからと言って、働く日数や時間を増やすのは、嫌だ。

稼ぐことは、私の中で、結構折り合いをつけるのが難しい”もの”。
なんでか、稼ぐことが、何か---自分だったり、知ってるまたは知らない誰かだったり、動物や自然だったり---を犠牲にすること、と紐づいてしまっているから。

そんなわけで、まだまだ掴むのが難しい雲のような存在である”稼ぐこと”との関わりは今後もっと深めていくこととして、一旦は早く具体的な稼ぎ方を見つけないと。

労働時間を増やす選択肢は無いので、短時間でがつっと稼ぐwayで行きたい。さらに、自分がやりたくないこと・興味がないことはできないという条件もある。

今のところ、自分でこれいいな〜思ったのが、ヨットアクティビティ&ツアーみたいな仕事を生み出すこと。ただ、それを実現するには、ヨットがないし、セーリングもできないしで、まだまだ現実的でない。

この話を雪野さんにしたら、<好きなこと>を羅列して、それが稼ぎになりそうな例を探してみては?とアドバイスをもらった。それと、好きかどうかはわからなけど<得意なこと>でも可能性は広がるのではと。

2023、私にとっての”稼ぐ”を見つける第一歩として、まずはそれからやってみよう。


働くこと

複業組合に就職するまで、働くこと=”稼ぐ”こと=あまりよくないイメージがあった私。

働き始めて---私にとっての働くことを構築し始めて---から3年目に突入しようとしている現在、なんとなく、大まかなイメージだった”働くこと”が、やりたいこと・稼ぐこと・働くこと、と形を取り始めてきた。


さて、ここでやっと「たにもく」の話に戻る。
やりたいことと稼ぐことの話は別の機会で既にしていたので、「たにもく」では働くことについて詳しく話した。


私はあまり、自分以外の何かのためにすることと、自分のやりたいこととが重なることがない。(昔は、むしろ重なりしかなかったけど)

でも、自分のことばかりの人生もそれってどうなんだろう?という思いや、少しの寂しさがあって、”働く”ということを、自分以外の何かや誰かのためにしてみようかなと思ったのだった。

でも、〇〇のために〜が腑に落ちないのに、どうやって?
私は、どうやって、”働く”ことを築いていったらいいのだろう?


そういう気持ちを話したら、こんなコメントが返ってきた。

・今の話を聞いて、「自分のやりたいことを貫いていったら、後から人や仕事がついてくる」という言葉を思い出しました。
・山郷さんの世界観は魅力的だし、知りたいっていう人がいると思う。自分を発信していくのがいいのでは?noteで100本書いてみては。


それを聞いて、
パッーーーーーーー!としたし、ハッーーーーーーー!とした。


働くということの、もっと前、もっと根本には、
人との関わりがあって、

私は、役割的とか表層的な関わりをそこまで楽しいと思わず、人格的な関わりを熱望しているくせに、怖がっている。自分の世界を見せることにも、相手の世界に入ることにも。

100本記事を書いてみる=自分のことを話していく(そうだ、「話す」は「放す」ことだと臨床心理の先生が言っていた)というのは、人との関わりを築いていくことであって、それはいつか、”働くこと”へと繋がっていくのかもしれない。

ということで、2023、まずは第1本目、今年の目標を書いてみたよ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?