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読めなくなる時

学生時代に読書の時間があったおかげか読書が好き

母には「活字中毒や」と言われるくらいで
当時はどこにいくにも本を持って行っていた
それは社会人になるまで続いて
何冊かを同時期に読むこともあった

それが社会人になってまとまった時間を
割くことが出来なくなって
読まなくなってしまった

読まなくなったと言ってもネットにあげられている
創作小説を読むことはあった
ただ本を読まなくなったというだけ

そこからいつしか現実から逃げるかのように
物語の世界に入るようになっていったように思う

ストレスが溜まると食事、睡眠
大好きなリラックスタイムである入浴の時間すら
惜しんで読み耽るようになった

今でもそれは続いている
悪いことではないのはわかっているけれど
物語がなんだか逃げるための道具になっていることに
心苦しさを感じることがある

自分のスキルアップのために読むこともあるけれども
最近の読書の理由が現実から目を背けるかのような
行動に虚しさを覚える

純粋に楽しんでいたあの感覚を取り戻したい

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