ミライロIDで障害者手帳をもっと便利に
このノートでは、ASDの私が、ありのままに考えたことや感じたこと、生活で工夫していることなどを書いていきます。今回のテーマは、「ミライロIDについて」。
ミライロIDとは、障害者手帳をスマートフォンで提示できるアプリですが、その機能はそれだけにとどまりません。
障害者手帳をお持ちでも「ミライロIDは聞いたことがない」という方もいらっしゃるかもしれません。本記事では、ミライロIDの基本的な機能から便利な活用方法まで、分かりやすくご紹介いたします。ぜひ最後までお読みいただければと思います。
ASDと障害者手帳について
みなさん、こんにちは。私はASD（自閉症スペクトラム障害）の当事者であり、精神障害者福祉手帳を所持しております。発達障害の診断を受けている方の中には、障害者手帳をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。障害者手帳を所持することで、さまざまなメリットがありますが、日常生活の中で次のようなお困りごとが生じることもあるかもしれません。
施設の割引を利用しようとした際に、手帳を忘れてしまった。
障害者手帳で割引が受けられる施設があると聞いたものの、具体的にどこで利用できるのか分からない。
このようなお困りごとを解決できる便利なスマートフォンアプリ 「ミライロID」 をご紹介いたします。（ちなみに案件ではありませんｗ）
ミライロIDとは？
「ミライロID」 は、障害者手帳をデジタル化し、スマートフォンで提示できるアプリです。このアプリを活用することで、カバンや財布から手帳を取り出す手間が省け、スムーズに提示が可能となります。
デジタル障害者手帳「ミライロID」は、障害のある人に向けたスマホ用アプリです。
カバンや財布から取り出していた障害者手帳を、スマホでパッと提示できます。外出する障害者、向き合う事業者、みんなの便利をミライロIDが実現します！
「しかし、障害者手帳は原本でないと認められないのでは？」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、すべての施設でミライロIDが手帳の代替として認められるわけではありません。 ただし、以下の企業では ミライロIDを正式に障害者手帳の代替として使用することが可能 です
多種多様な企業が対応しており、意外な施設でも利用できることが分かります。 （「なぜコンビニなど障害者手帳と関係のなさそうな企業が含まれているの？」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その理由については後ほどご説明いたします。）
対応施設では、アプリを提示するだけで割引やサービスを受けることができるため、大変便利です。
障害者手帳の替わりだけじゃない！
実はミライロIDには、単なる電子版手帳としての機能だけでなく、さらに便利な機能が搭載されています。 ここでは、その追加機能についてご紹介いたします。
障害者手帳が利用できる施設を検索できる「検索機能」
「障害者手帳が使える施設がどこにあるのか分からない…」そんなときに役立つのが、検索機能 です。
「障害種別」「エリア」「カテゴリ」 の3つの条件を指定することで、障害者手帳が利用できる施設を簡単に検索できます。
実際には、障害者手帳が利用できる施設は意外と多く存在していますが、それが十分に周知されていないのが現状です。
お得な情報は、積極的に調べなければ見つけにくいものです。この検索機能を活用することで、「こんなところでも手帳が利用できたのか！」 という新たな発見があるかもしれません。
クーポン機能でさらにお得に！
ミライロIDには、クーポン機能 も搭載されており、ローソンやファミリーマート、JINSなど、さまざまな企業のクーポンを利用することができます。
また、特におすすめなのが 「Coke ON」との連携機能！
Coke ONとは？ コカ・コーラの自動販売機で飲み物を購入するとスタンプが貯まり、一定数貯まると1本無料で購入できるアプリです。
ミライロIDとCoke ONを連携すると…
✨ スタンプが2倍！ ✨
これは非常にお得な機能ではないでしょうか。
外出先で飲み物を購入する際、スーパーなどに比べて価格が高いため、ためらってしまうことがあるかもしれません。しかし、スタンプが2倍貯まることで、お得感が増し、購入のハードルが下がるのではないでしょうか。
また、こまめに水分補給をすることで、体調管理や熱中症予防にも役立ちます。
この記事のまとめ
ミライロIDは障害者手帳の電子版で提示が簡単
検索機能で障害者手帳が使える施設を調査可能
クーポンやCoke ON連携でお得な特典を利用できる
「障害者手帳をもっと便利に活用したい」とお考えの方には、ぜひおすすめしたいアプリです。皆さまも、ミライロIDを活用して、より快適でお得な生活を送ってみませんか？
ここまで記事をご覧いただきありがとうございました。これからも定期的に、ASD当事者が役立てられるツールなどを紹介していきたいと思います。またどこかでお会いできることを楽しみにしています。