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HHKB US配列を使ってみて思ったこと
※23/6/10に自サイトから転載(元サイト投稿日時23/2/16)
今回はHHKB US配列を使ってみて思ったことについて書いていこうと思います。(HHKB Lite使用)
HHKBについての説明
HHKBはタイピングを多くする人向けにPFUが開発した、特殊な配列をしたキーボードです。現行で販売されているモデルはすべて静電容量無接点方式でとにかく寿命が長いです。それを表した公式の言葉です。
アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。
馬は消耗品であり、鞍は自分の体に馴染んだインタフェースだからだ。
いまやパソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、生涯使えるインタフェースであることを忘れてはいけない。
HHKBを購入した理由
私はここ半年新しいキーボードが欲しいなと考えていたのですが、特段欲しいものが見つからず...
そこで見つけたのがこのHHKBでした。しかし現行で販売されているものは安くても26,950円、高すぎる。この値段で買って特殊な配列に自分の手が馴染まなかった時のことを考えると簡単に買えません。どうしても試してみたくて、HHKB Liteという20年前の初代モデルをフリマサイトで5,000円ほどで購入しました。綺麗な状態で保存してくれていた方には感謝です。ちなみにこのモデルは静電容量無接点ではなくメンブレンです。
![](https://assets.st-note.com/img/1686389311811-CXeeRxTyGT.png?width=1200)
前提
私はJIS配列しか使ったことがなくUS配列は初の試み
JIS配列でのIMEオン/オフは半角/全角キーではなくWindows11の設定で変換/無変換の2つのキーを用いて行っていること(変換キーでIMEオン、無変換キーでIMEオフ)
詳しくはこちらを見て下さい→JIS配列キーボードにおける日本語入力の豆知識
HHKBのUS配列を選んだ理由
日本語配列特有の使わないキーが邪魔だと思った
カタカナひらがなローマ字
半角/全角(変換/無変換の2つのキーで代用しているため)
その他の使わないキー
CapsLock
アプリケーションキー
単純なUS配列へのあこがれ、またHHKBのUS配列は極限までキーが削られておりかっこいいと感じた
上記の理由によりメンブレンの初代Liteモデルを選んだ
5日間使った結果
私は5日間ひたすらHHKB Liteを使いました。結果この記事をJIS配列キーボードで書いていますw
理由はたった一つです。
IMEオン/オフ切り替えがどうしても不便すぎたから
IME変換はCtrl+Spaceで行ってました。JIS配列を使っている際に半角/全角キーでのトグル操作にストレスを感じ変換/無変換の2つのキーでIMEの切り替えをしてる私にとって、トグル操作+同時入力というのは本当にストレスにしかなりませんでした。今どちらの状態かわからない、素直な同時入力のミス、たったこれだけです。
HHKB US配列を使って感じた点
まず初めに右手小指側の配列についてです。よくUS配列は記号の配列が直感的で合理的と言われますが、直感的の部分はよくわかりませんでした。慣れを直感と言ってるだけだと感じます。しかし合理的の部分はなんとなく理解できます、以下の画像をご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1686389399100-Nib0GJpc02.png?width=1200)
赤いラインがホームポジションのセンター、青い枠が小指でタイピングするキーです(もちろん人によってホームポジションや指の使い方は違います)。以下が自分の思った点です。
センターが同じ
右手小指で担当するキーの数(私は右Ctrlを使用しません)
一般的なJIS→15キー
HHKB US配列→15キー
一般的なUS配列→13キー
US配列はJIS配列よりホームポジションのセンターがキーボードのセンターに近いという紹介をいくつか見たことがりますが、私の持っているキーボードでは確認できませんでした。左右のサイズの違うキー(Shift, CapsLock, Enterなど)の大きさでセンターがずれているものだと思われます。
また、右手小指で担当するキーの数はHHKB US配列とJIS配列と同じでした。一般的なUS配列キーボードは2キー少ないのでこの部分に関しては合理的だと思います。またEnterが近いとかBackSpaceが近いとかも誤差に感じました。
つまり何が言いたいかというと、US配列を選ぶよりJIS配列を選び、変換/無変換の2キーでIMEオン/オフを行うほうが合理的であるということです。今後私の前で合理的だからという理由でUS配列を使い続けてるという日本語をタイピングする日本人は信じません。普通に非合理的です。もちろんローマ字直接入力がメインの方はUS配列を選んでください。
今回はHHKB US配列を使い感じたことに関して書いてみました。実はJIS配列に戻した理由はほかにも、別環境でPCを使う際の不便さなどがありますが、IMEオン/オフの件に比べたら些細なことです。ではまた。