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映画「Coda あいのうた」の私の感想

おはようございます🤗
今朝も無事に起床し、朝会に参加することができました。
昨日のブログに書きましたが、昨日2本映画館で映画を観てきました。
観た映画は「Coda あいのうた」と「ちょっと思い出しただけ」の2本です。

どちらも良い映画でしたが、「Coda あいのうた」は私の中では群を抜いて良い映画でした😭
私の中ではアカデミー賞ものでした。
映画館であんなに泣いたのは久々だったので、感動したのはもちろんなのですが、得れるものが多くて本当に素晴らしい映画でした。

今まで映画の感想などを書くのはなんとなく懸念していましたが、意見には正解も不正解もなく「絶対にこれがいい」ということも自分の中での1番にすぎず、自分の意見には自分で考え抜いて出したものだけというちきりんさんの本を読んで、今日は書こうと思いました。

それではさっそくいってみましょう!!!

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●「Coda あいのうた」を観て

「Coda あいのうた」のあらすじを少しだけ書きます。

海に囲まれたとある田舎町に暮らす女子高生ルビー。
漁師を営む父と美人でスタイルの良い母、そして父と共に漁師をしている兄の4人家族。
一見、笑顔が絶えないごく普通の幸せな家族に見える。
しかし、女子高生のルビー以外、家族全員が「聾唖者(聴覚障害)」だった。

そんなルビーは、幼い頃から耳の家族の通訳をすることが当たり前の日常になっていた。
いつしか「家族は耳が聞こえないのだから、自分が犠牲になるのは当たり前」と思って生きてきた。
そんな中、彼女が唯一好きなこと、それは「うたを歌うこと」だと気づく。
高校最後の新学期を迎え、何かしらのクラブ活動をしなければならず、ちょっと気になるクラスメイトの男の子が「合唱クラブ」を選んだのをみて、自分も思い切って合唱クラブに入った。
その合唱クラブの顧問教師との出会いが徐々にルビーを変えていくー。

といった感じの話です、、😅
これを書きながらもまた泣きそうになりました😅

一見「ルビー以外の家族が全員 "聾唖者=聴覚障害"」 という衝撃的な内容に持っていかれそうになりますが、持っていかれるべくはそこではありません。
この映画は人の「思い込み=認知バイアス」「トラウマ」「劣等感」などみんなが抱えている問題を「聾唖者」というあえてわかりやすい「違い」を作って伝えている映画だと思いました。

自分は〇〇だから、きっとこうに違いないという決めつけが自分の可能性も奪い、殻に閉じこもり、狭い境地でだけで生きていくことが「幸せ」だと思い込んでいる、あるいは思い込もうとしているというのが痛いほど伝わってきました。
抜け出したくても抜け出せないしがらみは、家族が耳が聞こえないせいだと思っていたけれど、全て自分が引き起こしていたことに気づいて変わろうとする姿に胸が熱くなりました。

家庭に恵まれているように見える人が、実はそうでなかったり、自分は不幸だと思っていることが、周りにとってはとても幸福そうに見えたり、思考の幅が狭くなることが引き起こすことだなと感じました。

自分だけが不幸で、且つ自分の気持ちなんて誰にもわからないと思い込み、他人ともどう接していいのか分からず、毎日を悶々と過ごしていくが、うたを歌っている時だけはその気持ちから解放されている自分に気づいていく。

変化を望むものの、変化を恐れあと一歩踏み出せない自分と向き合い、少しずつ周りに意識が向くようになっていく。

この映画は感動ポイントが多すぎてそっちに持ってかれそうになりますが、この映画は人間の本質をついた映画だと思います。
思い込みは自分だけでなく他者をも不幸にする。
そして出来っこないと思っていることのほとんどが、失敗するのが怖くてこれ以上恥をかきたくないという自分のちっぽけなプライドなんだなと思いました。

言語化されることだけに焦点を当ててしまうと、本当に大切なものを見過ごしてしまう。
大切なことは自分と向き合って、自分の心に寄り添い、言葉にならない思いに気づくことだと思いました。

私にとってこの映画とこのタイミングで出会えたのは、本当に感動です。
ちょっと前の私なら「良い映画だった」できっと終わりで、こんな風に俯瞰して考えることはなかったと思います。

そしてこのタイミングでちきりんさんの「自分の意見で生きていこう」と「自分の頭で考えよう」を読んでいたことも全てがリンクしました。

この映画は私にとって何かを突き動かしてくれる1本になったと思います。
あまりに感動したので、今日も観にいこうと思います😅

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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
私は映画が大好きで、月に多い時は10本くらい観ます。
でももっとたくさん観ている人はいるだろうし、自分よりもたくさん映画を観ている人の感想や、評論家の感想が正しい感想だと思っていました。
けれど、ちきりんさんの本を読んでそれが払拭されました。
これからは胸を張って映画の感想や本の感想を書いていこうと思います。

みなさんにとって、今日もステキな1日でありますように✨
それではいってらっしゃい!!!

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●今日のオススメ映画

「Coda あいのうた」

感想はさんざん上記に書いたので、とにかく一度は観てください!
私の今年一番のオススメ映画です!
音楽も最初からステキだし、全てにおいてセンスが良すぎます!



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