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孤軍奮闘の悪循環を脱するための「問いかけ」の技術について読んだメモ4
どうも、しのジャッキーです。
アマゾン・プライム・リーディングに、出ていた「問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術/安斎勇樹」を読みました。私は、朝、ワンちゃんのお散歩を30~40分するのですが、その時間を使って、iPhoneのKindleアプリで、読み上げ機能を使って本を聞くのが、時間を有効活用できてる感があって好きです。読み上げ機能の使い方は、以下あたりをご参照ください。
冒頭に出てくる、以下の図が、めっちゃ自分だ!と思って刺さりました。
この悪循環のループから脱却し、チームワークの好循環を生みだすための「問いかけ」の技術のあれこれが本書では紹介されていました。
本書の構造
Part1 基礎編
Part2 実践編
各章を読みながら、「へぇー、なるほど」と思ったことを端折りながらメモを起こしたいと思います。
第5章 問いかけの作法3 投げかける
さて、いよいよ最後の第5章、投げかける、です。よく「伝える」ではなく「伝わる」ことが重要といいますが、投げかける、も投げかけただけではだめで、その結果「伝わる」ことが重要ですね。
スタートが肝心、注意を引く4つのアプローチ
第5章では、始まりの一手に心血を注ぎ、相手の注意を引くことで参加者の集中力やモチベーションを上げることを説くところからはじまります。以下、そのための4つのアプローチが本書では紹介されています。
注意を引く4つのアプローチ
予告:事前に伝えておく
共感:相手の心境を代弁する
煽動:前提を大げさに共感する
余白:あえて間を演出する
「予告」「共感」は頻繁に使いやすく、「煽動」「余白」は、たまに使うことでインパクトを出すのがよいようです。具体例などはぜひ、書籍を参照ください。
レトリックで質問を引き立てる
次に、表現の仕方の工夫が説明されます。ここでは、倒置法、比喩、擬人法、婉曲法などによって、特定の部分を強調する、意味を広げてイマージしやすくする、丸みをもたせる、など具体例とともに、言葉としての投げかけ方について解説されています。実際に、それぞれの言い方での表現を比べてくれているので違いのコントラストがよくわかりました。
問いかけのアフターフォロー
アフターフォローというと、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、要するに投げかけに対しての反応によって、どのように言葉のキャッチボールをすべきか?ということです。
「意見が出てこない」「意見が出てくる」「出てきたけど、本音じゃなさそう」といった場合があり、「意見がでてこない」場合は、補足説明、ヒントを出す、繰り返す、などが必要ですし、「意見が出てくる」場合でも本音じゃなさそうな場合は、「懐に踏み込む」ことが書かれていました。
「ぶっちゃけ、どう思いますか?」「正直どうですか?」「本当のところ、どう思っていますか?」など、これは私も使ったことがありますが、より一層、場の雰囲気が冷たくなってしまうこともしばしば(苦笑)
書籍の中では「現在ば本音が言いにくい状況であることを代弁して共感を生む」ことが重要だと説明しています。
ということで、今回の記事では、「問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術/安斎勇樹」をご紹介しました。
前回の記事はこちら
おわりに
以下の新任マネージャーの心得というマガジンにこういった記事をまとめているので、もしよかったらのぞいてみてください。本記事への「スキ」やアカウントのフォローをしてもらえると励みになります!
以上「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していきます。よろしくお願いします。
しのジャッキーでした。
Twitter: shinojackie