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地味な観光協会推薦 地味な観光地⑦大阪マーチャンダイズマートビル(OMMビル)B2噴水 -看板に隠されても手を抜かずに水を噴く-
天満橋へ行くと、なぜか寄ってしまうOMMビル。B2には大阪の人で知らない人はいないんじゃないでしょうか。しかしながら、OMMとは何の略なのか?と問われて、ちゃんと答えられる人は何人いるんでしょうねぇ?「大阪、もうかりまっせ」の略ではないことは確かですけど。
大阪マーチャンダイズマートビルというのが正式名称です。シカゴにある世界最大の建物だった「マーチャンダイズマート」を真似て作ったそうです。さすが、かつて世界最大の建物を模して作った建物です。
ビルの中に噴水があります。これがまた、現役バリバリなのがすごい。
噴水ってふつう、屋外にあるもんだと思うんですけど。だって、屋内にあると湿気てしまいますもんね。(写真は、大阪歯科大学くずはキャンパス内噴水)
梅田の大阪駅前第2ビルにも噴水はあります。しかも2つも。
その2つともが「節電のため休止」となっています。
さらにその噴水と噴水の間に、大きな噴水がありました(下写真の左右に小さな現存する噴水があります)。その大きな噴水は現在では撤去されて、噴水があったところは、まるで噴水のお墓のように形どられています。大きな噴水の晩年は、現存する2つと同じように水はもはや出ることもなく、噴水のプールの水も淀んでいました。噴水の周りには、時折、噴水を背にして周りに古本の屋台などが並んで催し物コーナになっていたことも思い出されます。
一方で、OMMビルの噴水は、噴水の上も豪華です。シャンデリアと言っていいのでしょうか。遠くなった昭和をしっかり感じ取ることができます。ちなみに竣工したのは1969年。もう半世紀を超えています。
噴水の上に設置された、らせん階段で噴水を見ながら、降りていくこともできます。
噴水プールにたくさん設置されているライトを使いながら様々な光を演出しながら噴水を盛り上げます。実にカラフルです。
この噴水のどこがすごいか。こんなに時間が来たら、水をリズミカルに吹き出し、さらに照明を駆使して、みなさんを楽しませているのに、誰も見向きもしない。というか、しにくいですよね。案内板がドカーンとありますもんね。
色とりどりの照明に照らされた噴水を眺めていると、私のそばを通りかかった人が、怪訝な顔をしながら私と噴水を見比べて足早に通り過ぎます。まるで、注目すべき対象ではないと言わんばかりに。さらに、写真を撮ろうと携帯を構えたりすると、その通りかかる人の怪訝さは倍増していました。
さあ、あなたも、誰にも見向きもされずとも健気に頑張る噴水を応援しに行きませんか?
アクセスは、大阪メトロ・京阪 天満橋駅すぐ。