子供を読書好きにする方法
そんなの、あるの?
スマホさえ持たせてしまえば
無料の娯楽にどっぷり浸かってしまえる現代において
子供を読書好きにする方法なんてあるんだろうか。
この間、5歳の姪っ子がYouTubeのショート動画を
親のスマホで真剣に見ているのを見て戦慄した。
集中力を持てない子になってしまうのでは?と不安になったのだ。
そこで、図書館のヘビーユーザーでもある私は
一度に6冊借りられる本のうち
2冊を自分が読みたい小説
残りの4冊は絵本を適当に見繕って借りるようにした。
絵本を選ぶときのポイントとしては
1ページ内の文章量が多過ぎないことと、全体のページも
多過ぎないことを心がけている。
長すぎると、最後まで読み切ることなく飽きてしまうからだ。
姪っ子に向けて
「これ読む?」と絵本を見せると
「うん、読む!」と素直に頷いてくれることもあるし
見えるところに置いておくと
「新しい絵本だー、これ読んでー!」
と絵本を手に取り、持ってくることもある。
最近では、ひらがなが読めるようになり
姪がゆっくりと声に出して絵本を読んでいるのを見て
目頭が熱くなるおじさんである。
ここまで行くと、読書好きにできそうな感じもあるけれど
実際、小学生になってから
児童書を自分で選び、読むような子になってくれるのだろうか。
というか、ここまで書いてきて
読書好きにならなくても別にいっか。
という気もしてきた。
しかし、子供が読書好きになるメリットとして
言葉を覚える
集中力が身に付く
というのは確実にあると思うので
あえて、子供を読書好きにする方法を考えていきたい。
自分が読書をするようになったきっかけ
まず、これを思い出そう。
私は小学生のとき、名探偵コナンが大好きだった。
全巻所有していて、犯人もトリックも分かっているのに
5回も6回も読み直すような少年だった。
コナンくんに憧れた私は
自分もコナンくんのように探偵小説を読みまくれば、頭が良くなる!
と思いたち、最初にバスカビル家の犬を読んだ。
怖過ぎて親と同じ布団の中で読んでいたのを覚えている。
すると私の親は、小説を読むと必ず褒めてくれた為
なんだか勉強を褒められているような良い気分で
シャーロックホームズやアガサクリスティなど
を読み進めるようになった。
しかし、オリエント急行の殺人など
今でも心に残っている物語もあるが
海外小説はカタカナの人名を覚えるのが辛く
だんだんと読書に楽しさよりも義務のようなものを
感じるようになり、読むのを辞めてしまう。
スマホがない時代とはいえ
ゲームや漫画など、脳を中毒にするような娯楽は
周りに沢山あったのだ。
(私は読書がゲームや漫画より上等な娯楽とは思っていません)
しかし、小学5年生の時
ひょんなことからダレンシャンという児童書に出会い
その面白さに衝撃を受けた。
ワンピースやボーボボを読む。
スマブラやマリオサンシャインをプレイする。
そのレベルでダレンシャンを読むことは面白かったのだ。
書いているうちに興奮してきた
もう一度、読み直そうかなダレンシャン。
結局は
私の経験から言えることは
子供がハマれる小説に出会いさせすれば
子供は自然と読書を楽しむようになるはずだ。
以下、小学生5年〜中学まででハマった小説をいくつかピックアップします。
・ダレンシャン
・デモナータ
・The MANZAI
・電波的な彼女
・パズル
中学生当時に出版されていた
山田悠介さんの作品はすべて読んでいました。
・冷たい校舎の時は止まる
私の両親は
ライトノベルだろうが
人が死にまくる不条理な物語だろうが
何を読んでいても、小説というだけで
すごいねー。と褒めてくれた。
自分としては楽しいから読んでいただけなのに
これが結構 良い気分になるので
また読もう!という気になった。
最初から、芥川賞を取るような
純文学に手を出させるのではなく
児童書やライトノベルなど
1冊を読み終える。という経験を積んでいくことが
大切だと思われる。
そして1冊読んだら、すごい!えらい!やばい!えもい!
とでも褒めてあげたら良いと思う。
そのうち、子供自身が興味を持ち
芥川とか読むようになるかもしれない。
ちなみに私は純文学はあまり読まない。
大人を純文学好きにする方法を
誰か教えてほしい。