洋画しか褒めない女に見せる映画
”洋画は至高。日本の映画は説明が多すぎる。”
という呟きがタイムラインに流れてきた。
ほう、主語がデカすぎて何も言う気が起きない。
それに、洋画しか見ない女に邦画を勧めても見ないだろう。
しかし
私は敢えて自己満足で
そんな女性にも見て欲しい日本の映画をピックアップします。
・ 希望の国
震災による被害にフォーカスを当てた映画。
3.11後、高校生だった私はニュースを見ても
正直、震災や原発事故のことを、どこか別の国の話のように、何かのドラマを見ているように感じていた。
この映画では震災によって起きた被害、当事者の精神を可視化しています。
私はこの映画を見てやっと、現場のこと、原発のことをもっと知らなくちゃと思いました。
・ 恋人たち
この映画は重い。役者の演技が上手なのも相まって、スクリーンの辛い現実たちが心を抉ってくる。大学生の時の私はこの映画を見て1週間くらい落ち込みました。
ずっと胃もたれしたみたいに、この映画の暗い部分が心に残った。
でもそんな映画、中々ない。
起承転結! 最後はハッピーエンド! そんなふうになるわけのない
リアルな生きることについて。
・ ジャッジ!
めっちゃ笑えます。(唐突)
「なんか面白い映画見たいよねー!」
って最近できた彼女に言われたら、この映画を一緒に見るだろうシリーズ
見る人を全力で笑かしにくるコメディです。
少し話が逸れるのですが。私、洋画の中でFワードを口にされた役者がブチ切れるシーンとかに全然共感できなくて、それを昔アメリカ人の教師に相談した時に
「それは文化の違いだから本気で理解できる日は一生来ないかもしれないね」的なことを言われたことがあります。だから、日本人が作る日本人を笑かす為の映画は日本人が見たら面白いと感じるはずだ。ニホンニホン。
・ 鍵泥棒のメソッド
脚本が丁寧。堺雅人が笑えるし、かっこいいし
伏線回収あって気持ちよく終わるし。見終わったら晴れやかな気分になっていると思います。
「なんか面白い映画見たいよねー!」
って最近できた彼女に言われたら、この映画を一緒に見るだろうシリーズ2
・ 百円の恋
感動してぇ奴はこの映画を見よう。
自堕落な32歳の主人公が変わっていく、成長していく姿に胸打たれる人は多いはずです。
安藤サクラの名演技に私は、最後ぐぇって音出して泣きました。
ちなみにエンディングテーマのクリープハイプが歌う百八円の恋もすごく良い。
最後に
良い映画って難しいですよね。
面白いから良いってのは勿論そうなんですけど
悲しいけど良いってのもあると思うし
私の基準としては、鑑賞後に脳内をその物語が埋めつくす映画を
良い映画だったと思うようにしています。
まぁ時々、つまらなすぎて文句がいっぱいで脳を埋め尽くす時もありますけど。
PS. Fワードに怒れない僕らには邦画で満たせる感情があるはず。