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2204 私とは何か 平野啓一郎 1
ハロー。shiiです。
読んでくれてありがとうございます。
月に一冊だけ、本のオススメ&レビューをするnoteです。
2022年4月は、平野啓一郎さんの「私とは何か 〜"個人"から"分人"へ」です。
分人思考という、考え方を教えてくれる本です。
読むきっかけは、Amazon musicのPodcast、ミンラボで、分人思考というワードを聞いたことです。
How toのビジネス書に嫌気がさしていた私に、久々にヒットした本です。
今日は、第1章の感想を書きます。また次の章についても後日書いていきます。
第一章 本当の自分はどこにあるか?
本にここまで自分を投影して、共感したことはなかった。というくらい、自分のことを読んでいるような感覚になりました。
学生時代、日々楽しいのだけれど、なぜか感じる疎外感。自分はひととは違うのではないかという感覚。
高校時代に、中学時代の友達と会った時、高校の友達との間で交わされる会話に気まずさを感じる、あの感覚。
社会人になってから、強く感じるようになった、本当の自分はどこにあるんだろう、という呪縛。もういっそのこと、あるがままでいようと決め、うまくいかなかった現実。
読みながら色々なことが、記憶から呼び起こされ、心がざわざわしながらも、自分だけではないのだという不思議な安心もある、なんとも言えない感覚でした。
大事なことは一点だけ。1人の人間は、「分けられない individual」存在ではなく、複数に「分けられる dividual」存在である。
次のノートに続く。