![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89932375/rectangle_large_type_2_03ddd9e9e5051dfbe187ac1d905ad7e4.jpeg?width=1200)
「ビジネスローン」で資金調達するメリット・デメリットとは?
起業時や事業を行ううえで欠かせない「資金」。資金調達には自己資金や出資を募る方法、融資や補助金などさまざまな方法がありますが、「ビジネスローン」を利用するという選択肢もあります。
今回は、ビジネスローンのメリット・デメリットをお話しします。
ビジネスローンとは
ビジネスローンとは平たく言うと事業資金専用のローンです。
提携業者は銀行や信販、クレジットカード会社、消費者金融などで、個人事業主または法人が利用対象となります。
用途は事業関連のみとなり、生活費などに使用することはできません。
【ビジネスローンで調達した資金の使用例】
・新規事業の立ち上げに
・改修や増設などの設備投資に
・運転資金への充当
・広告宣伝費として
・取引先への支払い金
ビジネスローンを利用するメリット
ビジネスローンはスピード・金額・申し込みのスムーズさなど、使い勝手のよさが特徴です。
・融資にくらべると早く資金を借りられる
・個人事業主でも年収の1/3以上の資金が借りられる
・ネットから申し込めるケースも多く使い勝手が良い
融資の場合は借入金の振り込みまで1~3ヶ月を要しますが、ビジネスローンは長くても2週間程度で借りられます。
申し込みから振り込みまでのスパンが短く、取り急ぎ資金を調達したい場合に重宝するでしょう。
また個人で借入する場合、総量規制(年収の1/3以上の金額を借りられない)という決まりがあります。しかしビジネスローンはあくまでも「事業に対し貸し出すお金」なので、年収の1/3以上の金額でも借りられるのです。
なお、ネットから申し込める金融機関なら、申し込みから審査まで店舗に出向くことなく行えます。
忙しい事業主でも利用しやすいのは大きな魅力です。
ビジネスローンを利用するデメリット
一見すると魅力的なビジネスローンですが、デメリットもあります。
もっとも大きなデメリットは「金利の高さ」です。
・融資に比べ高金利(15~18%)
・数百万円程度までしか借りられないため、大規模な設備投資には不向き
・借入履歴が未来の融資審査に影響することもある
「創業融資」などの融資の金利は、高くても2%程度です。
一方ビジネスローンの場合は15~18%と、かなり高金利に設定されています。
一般的なクレジットカードの「リボ払い」の上限金利(15~20%)と同じぐらい、と考えるとその高さが分かりやすいのではないでしょうか。
個人のショッピングよりさらに高額なお金を借りるビジネスローンでは、多くの利息を支払う必要があるのです。資金調達をしたいからといって、無計画に利用するのは危険といえるでしょう。
またビジネスローンの借入可能額は、高くても500万円程度が上限といわれています。審査によっては希望額を下回る金額しか借りられない場合もあり、「大規模な設備投資をしたい」という場合には向いていない可能性が高いでしょう。
ビジネスローンで借入をすることで、将来受けたい融資審査に影響する場合もゼロではありません。
ビジネスローンの利用は計画的に
ビジネスローンは事業目的ということもあり、個人の借入に比べて大きな金額が借りられます。まとまった資金を手にすることで、さまざまな事業戦略に活用できるでしょう。
ただし、あくまでも「金利の高いローン」であることを忘れてはいけません。
安易に借りるのではなく、返済プランを立てて「○年で確実に返せる」という確証が持てる場合にのみ利用を検討しましょう。
バーチャルオフィスを借りるなら、コスパ抜群のレゾナンスがおすすめです。