#1 妻が妊娠した

初投稿。

トツキトオカというアプリの中に"日記"というサービスがあった。

どうせなら間違って消えるようなものではなくちゃんと残りそうな書き方をしたいな、と思い立ち、

前々から気になっていたnoteに手を出す。

それというのも表題の通り。

今、僕は人生で1番浮き足立っている。

昨夜。書いている内に日を跨いだので、もう一昨日か。

2020年6月18日の真夜中23:00頃のこと。

青天の霹靂、というわけでもないのだが、妻が妊娠しているのがわかった。

生理が遅れているのは珍しいことではなかったが、心当たりがあった。

「検査をしてみる」とは言うものの、なかなか行こうともせず寝転がっていた。

暫くして「妻が(トイレに)ついてきてくれ」と言ったので元気よく立ち上がり、ついていった。

ドアの前で「入るな」とされ「何でやねん」のワンセット。僕らの日常はボケとツッコミで出来ている。

正直、こういうとき、いつもの僕ならば気怠そうに断って妻から「もう」と言ったようなやり取りがあるのが普通。

だけど何故かこの時の僕は元気よく立ち上がった。今思うと不思議。妻も「え」と言っていた。

「検査薬を使用して3分間放置するとわかるらしいよ」と、

今まさに説明を読んで知ったばかりの僕が、如何にも"早くしてよ"と言った具合で不誠実だったのを覚えている。

すると、見たこともない顔で妻が「もう出てる」と言った。今度は僕が"え"と言った顔をしたと思う。

この場合、検査薬の仕様上、「もう出てる」となれば一択なんだけど、僕はまだ半信半疑だったのだと思う。"何が出てるんだろう"と考えたりしていた。

勿論、これを書いている今の僕からしても、この文章を読んでいるあなたからしても一目瞭然。検査薬は「妊娠」を伝えていた。

みんな大好きgoogle先生も"検査薬の信憑性は99%である"と伝えていた。

僕は目を疑っていた。というか混乱していたのかも知れない。

が、妻が、妻にプロポーズをした以来に泣いていたので我に帰った。僕のことなんかよりも彼女の方が混乱しているに違いなかった。

何で泣いているのか、と問うのも変だ。涙が出るのは大概複数個の感情が乱立しているときだ。

でも僕は聞いたな。バカだし、やっぱりまだ混乱していたから。

妻は「自分が親になれるのか不安だ」と言った。

それが僕の頭の中でどう繋がったのかは説明しづらいが"結婚して良かった"と思った。たぶん、自分よりも子どもを想える心の人だからだ。

僕は、子どもというものを迎えるのに抵抗し続けていた。嫌いなわけじゃない。怖いから。自分のような子どもに育ったらどうしよう、と思ってしまう。

妻はそんな僕の人間性を付き合う前より知っていたが"子どもが欲しい"としばしば言葉にしていた。そんなところも彼女の魅力である。

僕は、僕という枠の中からずっと飛び出せない人生であったから、彼女のように自分の枠の外から手を延ばしてくれる人がちょうどいいのだと感じていた。

何より、彼女の御家族(今では僕の家族でもある皆さん)がとても仲が良く、思い合う、理想的な御家族であるから。

"きっと彼女は、素敵な子どもの感性を育むキーを持っているのだ"と心から信じているところが僕にはある。

だから、勇気を出した。一か八か、という気分ではあったが、思いの外その結果がすぐに出てしまったのだ。

まだ戸惑ってはいる。

取り急ぎ、1ページ目はこんなとこにしておく。誰が見てくれるかもわからないし、最悪の場合もあるから。

身内にこそ明かせないことなので匿名で王様の耳はロバの耳〜とここに投げておく。

励みになります。