R-1グランプリ2022優勝予想!
SNS上でお笑いファンからの風当たりの強いR-1グランプリですが、今年の大会はかなり面白そうです。ファイナリストは全員が強いメンバーで、準決勝もハイレベルでした。昨年は突然のルール変更に伴って、初期のThe Wのような緊張感あふれるネタを見ることもありましたが、今回はその心配はなさそうです。
審査員も刷新され、念願のバカリズムが審査席に並びます。このオファーを実らせたR-1グランプリは本当に最高だと思っています。バカリズムが毎年行う単独ライブのクオリティの高さ、バラエティ番組での大活躍(そろそろバナナマンや劇団ひとり、おぎやはぎらと集まった番組をまた見たいですね)、最もコメントの聞いてみたい審査員です。
他の審査員も、小籔千豊、ハリウッドザコシショウ、マヂカルラブリー野田、陣内智則とめちゃくちゃ豪華になっています。テレビでやるお笑いコンテストの審査員の条件として、テレビとライブと両方で活躍している人が理想的だと思っているのですが、今回は全員がその条件を満たしています。ライブシーンでの最先端の笑いと、テレビ番組で大勢の人に受け入れられる笑いの双方を知っていることで、ネタの評価がブレにくくなると思っています。そして今年の審査員に評価された優勝者には箔がつき、間違いなくスターになるだろうと思っています。
昨年は後半の演出が本当に良くなかったので、今年はそこさえ改善されていれば、きっとより良い大会になると思います。
早速ですが、今年の優勝予想は、お見送り芸人しんいちを推します。彼の歌は聞きやすくキャッチーなメロディーでネタも面白い。歌声が綺麗で、お笑いを増幅させる装置として音圧が上手く機能しています。
ピン芸は一人での喋りなので、漫才やコントと比べてどうしても静かな時間が目立ってしまいます。間を詰めるとお客さんがネタについてこれず、間を空けると変な緊張感が出てくる。その間もクスクス笑いで埋められるようなネタが理想的ではありますが、かなりハードルが高いです。そう言う意味で、歌ネタは静かな時間が曲で埋まるので、お客さんも安心して笑えると思います。3分というネタに展開を作りにくい持ち時間も、一言ネタに近い彼のネタとは相性が良いと思っています。
次に気になるのは金の国渡部おにぎり。新世代のコント師らしく、コンビでのネタはフリから一発目のボケまでの時間が短いのが印象的です。そして一つ目のボケがどれも強い。一人コントをやる際にネックなのが最初の笑いがどこで起きるかというところです。一人で状況説明をしながらボケて、そこから展開を作ってオチまで持っていくと考えた時に、3分はあまりに短い。削りたいのはフリの部分と説明的になってしまう展開の部分です。そのためには突飛なキャラクターを作って、なるべくベタな展開にすれば見やすくなります(素人考えですが)。そういう点で、吉住が以前にThe Wで披露した女審判というネタは完璧でした。分かりやすいキャラクターという点で言えば、圧倒的に陽な印象のある渡部の方が笑いにつなげやすいキャラクターを作れるかなと思っています。
一人コントは3分間という持ち時間では難しい題材ですが、そこに挑戦する渡部や吉住は凄いです。応援しています。
もう一人期待しているのは、今日敗者復活が決まったYes!アキトです。大ファンなので、優勝する姿を見てみたいです。
今年も楽しみにしています、R-1グランプリ!
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