M-1グランプリ2024優勝予想とワイルドカード
M-1グランプリの準決勝進出者が発表されました。ぼちぼちと準々決勝の動画を見ていますが、今年も大阪勢には厳しい結果になりましたね。
20世紀、ぐろう、華山、セルライトスパあたりは決勝に進んでいてもおかしくないぐらいの面白さでした。たくろうもネタが発展していてすごく良かったです。どれもここで落ちるようなネタではないと思います。どうかワイルドカードで報われてほしい。
東京組では紅しょうが、イチゴ、カーネーション、さすらいラビー、東京ホテイソン、わらふぢなるおのネタが好きでした。売れっ子の紅しょうがや東京ホテイソンが当たり前のように去年より面白いネタを作ってくるのが格好良いですね。あとは即席コンビのドラゴンがとても面白かったです。
3回戦の動画では、ハナイチゴが一番面白かったです。歳をとってくるとこういう捨て身で賞レースとは思えないネタの方が面白くなってしまいます。昔のM-1予選で大暴走したアルコ&ピースを思い出しました。
私はワイルドカードにはThis is パンから改名したカーネーションに投票しました。よければネタをぜひ見てみてください。老若男女、お笑い好きから普段お笑いを見ない人まで同じところで笑える最高の漫才だと思います。
ワイルドカードの投票もいよいよ今日まで。まだの方はぜひ！
そして決勝進出予想も書いてみます。
準決勝進出者一覧を見ると、テンポの速い漫才師がヤーレンズとインディアンスだけとなりました。大喜利の強いコンビ、キャラクターの突出したコンビばかりで、お笑いファンにとっては夢のような、お笑いを普段見ない人には悪夢のような並びですね。
振り返ってみれば、マヂカルラブリーのネタが漫才か漫才ではないかの議論が巻き起こっていた頃がお笑いブームのピークだったなと思います。あの頃はお笑いファンとそうでない層が熱を持って漫才について議論できていた。年末に商店街ですれ違った主婦たちが「あれは漫才じゃないでしょ〜」なんて話していたのをよく覚えています。それからファンではない層のM-1グランプリへの批判は減っていきました。それはM-1が正しくなったからではなく、求心力が低下したから。賛否あっていいはずのウエストランドのネタに否定的な意見が少なかったことも寂しかった。
お笑いの今後を考えると、ファンもそれ以外の層も取り込んでいく流れが理想です。バラエティ番組ならアイドルやタレントの起用という選択肢がありますが、M-1グランプリなら幅広い世代が楽しく笑える漫才師の選出が欠かせないはずです。
ところが、近年の準決勝進出メンバーは特にお笑いファンに寄った選出になってきています。ネタも高度で特定の世代に向けたものになっている。
M-1グランプリが目指す方向性がこのまま変わらないのであれば、もういっそのこと滅茶苦茶すぎる決勝メンバーを見たいです。
私が一番楽しみなのはトム・ブラウン。昨年の敗者復活戦のネタが人生で見てきた漫才の中で一番面白くて、何十回も繰り返し見ました。今年は間違い無く決勝まで駒を進めると思います。もうM-1グランプリをぶっ壊してほしい。
トム・ブラウンが決勝に駒を進めることを前提に考えると、インディアンスやダイタク、ヤーレンズ、カベポスターなど幅広い層から間違い無く爆笑を作れるコンビが見たくなります。さらに勢いのある若手で技術が高いバッテリィズやエバースも大きな舞台で見たい。
そしてトム・ブラウン級の爆弾として、フースーヤを激推しします。ライブも配信も永遠に面白いです。一度でも決勝に出れば間違いなく子供から若者まで人気が爆発すると思います。
ということで決勝進出メンバー予想です。
トム・ブラウン、フースーヤ、バッテリィズ、エバース、ダイタク、ヤーレンズ、ママタルト、マユリカ、インディアンス、カベポスター
カタカナばかりになりました。当たり前のように毎年面白いママタルトが日の目を浴びるなら今年かなと思っています。
優勝はトムブラウンを予想します。今年もM-1グランプリが楽しみです！