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M-1グランプリ2023前日優勝者予想!

いよいよ明日、M-1グランプリ2023です!

決勝メンバーは、カベポスター、くらげ、さや香、真空ジェシカ、ダンビラムーチョ、マユリカ、モグライダー、ヤーレンズ、令和ロマンに敗者復活組を加えた10組。

今年は漫才のテンポがひとつ重要なポイントになりそうです。

テンポのいいネタをするのが、さや香、真空ジェシカ、ヤーレンズ、令和ロマンの4組。ボケ数が多く、尻上がりの構成を作りやすいというメリットの反面、展開が早いので観客を置いていってしまう恐れがあります。

対してじっくり聞かせるのは、カベポスター、くらげ、ダンビラムーチョ、マユリカ、モグライダーの5組。大喜利性の高いネタで強い印象を残しやすく、幅広い世代が聞きやすいというメリットがあります。

一方、ボケ数が減るので点数が伸びにくいというデメリットがあります。昨年はカベポスター、キュウ、ダイヤモンドとローテンポのネタが8位から10位に沈みました。

最近の傾向ではハイテンポよりもじっくり聞かせるネタの評価が高く、今年の優勝も上に挙げた5組から出るのでは、と予想しています。


早速、今年の優勝コンビを予想してみたいと思います。


まず前回のnoteで優勝予想に挙げたシシガシラとフースーヤは敗者復活戦へ。

ただ、どちらも十分に敗者復活を勝ち抜く力があると思っています。敗者復活から勢いそのままに優勝まで突っ走る可能性、全然あると思っています。応援しています!


今回の決勝メンバーで一番驚きだったのはモグライダーでした。ゲームのルールだけともしげに覚えさせて、あとは出たとこ勝負でツッコんでいくほとんどアドリブの漫才。

ジャルジャルの国名分けっこが一部アドリブだったことが後からわかって話題になったことがありました。賞レースにかける漫才は舞台で叩いて練り上げるもので、どんなミスが起こるか分からないアドリブは危険。そんな危険な橋を渡ったジャルジャルはすごい、と絶賛されましたが、モグライダーのアドリブ漫才はそれを凌駕します。

ネタの構成ができず、ボケの配分も不安定なので、どうしても賞レースに向いているとは思えませんでしたが、まさかの決勝進出返り咲き。それだけ二人の漫才には強さがあるってことですよね。

他のコンビと比べてもやってることは異次元で、M-1という大事な舞台でもアドリブでやってしまえる二人の胆力が手放しにすごい。アドリブでやるからこそ、ともしげの緊張感がリアルに伝わって、緊張と緩和の重要なフリになっていると思います。

前回のnoteとまた違うことを書きますが、今回のメンバーで頭ひとつ抜けているコンビだと思っています。


そして前回のnoteで優勝候補と書いたダンビラムーチョが決勝初進出。

事前のインタビューは肩の力が抜けていました。結果よりもネタを楽しんでほしいとおおらかに話していて、二人の人柄が出ていてよかったです。

多分これまでの決勝進出コンビで一番ギラついていない二人。この気楽さが、いつの間にか熱闘甲子園みたいな熱さになったM-1グランプリという大会と対極にいて輝くような気がします。

年末はこの二人のネタを何にも考えずに頭を空っぽにして笑いたい。「優勝しちゃいましたね〜」とニコニコ話す原田フニャオ氏の顔も想像できます。二人ならいける!応援しています。


最後に今年の優勝予想をまとめます。

今年の本命にはモグライダーを挙げます。対抗にダンビラムーチョ。大穴で敗者復活からシシガシラかフースーヤと予想します。

今年もM-1グランプリが楽しみです!

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