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素晴らしい歌ネタたち/#ABCお笑いグランプリ で友田オレを応援します

昔から歌ネタが大好きです。
歌はお笑いとの相性がとてもよく、笑いを作る装置としても、笑いを増幅させる装置としても非常によく機能します。

かねてよりキングオブコントでは歌ネタがよく披露されてきました。
王道の歌ネタではラブレターズの「西岡中学校」や「野球拳」、どぶろっくの「大きなイチモツをください」、どちらかというとリズムネタですが、2700の「キリンスマッシュ」、ジグザグジギーの「ぜんぜん離さない」、バンビーノの「ダンソン」、カラオケをバックに流すコロコロチキチキペッパーズの「卓球」、にゃんこスターの「縄跳び教室」、ニッポンの社長の「ケンタウロス」、分類が難しいですが、天竺鼠の「寿司」、藤崎マーケットの「路上パフォーマンス」も広義の歌ネタに入ると思います。

ライブシーンではバナナマンの「赤えんぴつ」、東京03ライブでは恒例になった角田のテーマソングも毎回の楽しみになっています。

R-1グランプリでもお見送り芸人しんいち、SAKURAI、AMEMIYAらが楽器を片手に披露する歌ネタで活躍してきました。

漫才の世界では、ギター漫才が古くからの伝統で脈々と続いています。近年ではテツandトモ、新喜劇からヤンシーアンドマリコンヌ、ラニーノーズらが思い当たります。

漫才や漫談ではギターやウクレレなど楽器を演奏しながらネタをする、というのが基本のスタイルでしたが、そこを突破した芸人もいます。

歌ネタ王メンバーの優勝ネタ「俺の顔を見ろ」でBGMにネタを乗せる発明、M-1で観客をトリップさせたヨネダ2000の「餅つき」のリズム芸、昨年のM-1敗者復活戦で披露したダンビラムーチョの「生きとしいける物へ」のアカペラ。


歌ネタはさらに発展しています。
最近ものすごく面白かった歌ネタを紹介します。

下に貼ったのはメンバーの「オーケストラ歌ネタLIVE」。
ちょっとこれはすごい。オーケストラをバックにした歌ネタの新規性、ライブとしての完成度、音楽性の高さ、どれを取っても完璧のYoutube動画です。これ無料で観られていいんですか。
45分ありますが、面白すぎてあっという間に見終わってしまいました。定期的に更新するYoutube動画もすごく面白く、今後の活動に注目したい歌ネタ芸人です。

ライブは尻上がりに盛り上がる理想の構成。お笑いファンなら絶対見ておいたほうがいい動画です。
音源をオーケストラにスタイルアップするだけでもくだらなさが倍増して面白い、歌ネタ独自の発展のさせ方がありました。

古いですが、ギターの弾き語りをバンドサウンドに変えたどぶろっかーずの曲もすごく好きでした。彼らの音源は全てAmazon prime musicで視聴可能です。

技術的な面を高めて笑いを増幅する手法といえば、ゴッドタンの芸人マジ歌選手権での角田バンドや爆笑レッドカーペットでトランペットとキーボードの同時演奏で魅せたこまつもとても好きです。

こまつ、気になって調べたら今はシャドウエッグという架空のRPGのゲーム音楽を作曲しているとのこと。

かなり変態的な方向に伸びていますが、聞いてみれば一貫した世界観と登場人物の心境が想像できるようなBGM。これも立派な歌ネタで、とても見応え、聞き応えがあります。


そして新たなスターの誕生を予感させるのが友田オレ。

面白すぎて彼の魅力をnoteに書きました。

歌ネタはフレーズの秒数が決まっており、限られた文字数でお客さんに伝えなくてはいけないので、大喜利性の高いネタは選びにくいという欠点があります。
大喜利性の高いネタだとどうしても説明が増えてしまうし、お客さんが理解できなくても補足ができずそのまま次のネタに流れていってしまう。だからベタなところから少しずつ大喜利を発展させていくしかないという制約があります。

なので歌ネタは繰り返しのフレーズを使ったり、動きでボケたり、状況説明を省略できる分かりやすい格好をしたり、という手法をとります。

ところが、友田オレの歌ネタはどれも大喜利性が高い。
友田オレがお客さんに伝えるために使ったのはフリップでした。友田オレの歌ネタとフリップの相性が抜群に良かった。ぜひ上に貼ったネタ動画も見てみてください。

本日開催されるABCお笑いグランプリで、友田オレは本戦出場を決めています。
参加者のうち、漫才師のレベルが尋常じゃないぐらい高く、かなり厳しいですが、彼の歌ネタにはそこを打破できる力があると思っています。

ABCお笑いグランプリが楽しみです!
友田オレ、ファイト!


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