見出し画像

【カード評価】マリィ/ダイゴの構築デッキ

熱風のアリーナの前に構築デッキが出ますね。
今回かなりやれそうなポケモンがいるので、プレイヤーの中ではちゃんと入手できるんかこれとやきもきしている方もいらっしゃると思います。
リストが発表されたのでそれぞれ新規の主要カードを評価したいと思います。

カードにはそれぞれS〜Cランクの評価をします。
ざっくり以下のような感覚でランクを分けます。
S:環境上位に食い込むカードパワーか、どのデッキにも入るような汎用性を持つ。
A:Sほどではないが十分なパワーを持つか、特定のデッキに重宝される。
B:これからのカード次第で化ける可能性は感じる。
C:トレーナーズなら使わないし、ポケモンならファンが頑張って使ってあげて。



マリィのポケモン

マリィのオーロンゲex  評価B+

特性パンクアップがド派手で面白いですね。
5エネ加速はデッキをかなり圧縮できて、またリザードンがそうであるように、エネの枚数をある程度絞ってもこのポケモンのおかげで問題なく機能する点で、このポケモン単体ではかなり高い性能を持っていると思います。
しかし肝心のオーロンゲ自体は必要最低限の技性能であり、いくらベンチにダメージが通りやすくなったからといって流石に200点+ダメカン6個ばらまける2進化ポケモンが環境トップに鎮座する以上、かなり見劣りしてしまいます。
それでは他のマリィのポケモンに期待したいところなのですが、びっくりするくらい他のポケモンが頼りになりません。
マリィファン、またはオーロンゲファンはかなり特殊なギミックを組んで使う必要がありそうです。スクランブルスイッチでエネルギーを渡したり、ハピナスのようなエネを押し流せるポケモンと組んだり、などしてトドロクツキexのくるいえぐる連発できるようにする、あるいはエネルギーリサイクルと組み合わせてフトゥーでくるくる回す、、、とかですかね。
何か新しいポケモンやトレーナーズで一気に化ける可能性は感じさせます。いつか誰かが悪ささせるデッキを作ってしまうかもしれません。

マリィのモルペコ  評価B

たぶんマリィのメインアタッカーです。
確かにたね非ルールでありながら5エネで220点はえらいかもしれません。あるいはアンズと組み合わせてより高火力を狙ってもよいでしょう。
しかし、このポケモンを倒されたあとの復帰があまりに不安定です。後ろに控えたオーロンゲでジャブしながらもう一度モルペコとオーロンゲで回す感じでしょうか。

マリィのレパルダス 評価C

まず、2進化を主軸にしながら1進化をアタッカーにして闘うのはかなり大変であるという前提があります。もちろんスパイクタウンジムのおかげで多少安定感は上がりますが、それでも2エネ140点打つなら3エネ140点出すモルペコの方が上です。
チョロネコがNだけでなくマリィにも採用されているという驚きのためだけにこのポケモンはいます。ちなみにチョロネコの方が強い。でももっというとスボミーの方が強いです。

マリィのズルズキン 評価C

2パンで320点まで出せますが、モルペコ+オーロンゲで320点出した方が現実的です。

スパイクタウンジム  評価B

このデッキ独自の強みだと思います。たねやexの指定がないのが強いですね。
これで安定してオーロンゲを作りましょう、といった感じです。たぶんホントはマリィの1進化ポケモンもこれで安定的に立てましょうということだと思うのですが、オーロンゲとこのスタジアムのパワーが高い分、1進化は軒並み性能が低いので実質オーロンゲ専用機にはなってしまっています。


ダイゴのポケモン

ダイゴのメタグロスex 評価S

メタグロスGXを感じさせる特性でありながら、当時よりかなり強くブラッシュアップされたように思えます。山から持ってこれるのが偉く、山を毎ターン2枚圧縮させつつ加速なので、大地の器のようなエネに触れるカードを入れない分デッキの枠も割けます。
技自体はオーロンゲとさほど変わらないパワーですが、オーロンゲと比べてつけ先にダイゴのポケモンという指定がないのが評価を大きく分けている理由のひとつです。
また、メタグロス自身も場持ちがかなり高いです。後述するダイゴのカードと合わせれば、きょくらいごうの5エネトラッシュ350点も耐えられるようになります。

大空洞を使ってピッピをメインにするのもいいと思いますが、そうするとピッピデッキのスピードや安定感、サーナイトデッキの器用さには劣るような気がします。
やはりピッピはライコなどに飛ばされそうなときのサブアタッカーとして置いておくべきで、個人的にはメインアタッカーはメタグロスでいいと思います。
エースペ枠にベルトを刺してワンパンしやすくするのもよし、マントで耐久を上げるのもよし、この耐久ならポケバイタルさえ候補になり得ます。

ダイゴのメレシー 評価A

メタグロスが自分で積極的に殴っていくために必要なポケモンです。このポケモンを置物にしておくだけで色々な確定数をずらせます。メタグロスのおかげで手張りをしないで済むターンも生まれると思うので、マシマシラでダメカンを返すようにすればドラパルト程度の打点なら2パンされなくなります。
かといってメレシーを取りに行ってもサイドはたいして進まないので置き得だと思います。
また最近は火だるまキャノンで進化前に狩られてしまう場合もあったりしますが、メレシーがバトル場に呼ばれでもしないかぎりベンチのダンバルは耐えられるようになります。
ポフィン非対応なのでそこだけはダンバルと相性が悪いですね。

ダイゴのエアームド 評価B+

メタグロスのデッキに1枚は挟んでおいてよさそうなカードです。このポケモンが入っていることが発表されたので、相対的にメタグロスの評価をちょっとプラスにしました。
ツインソニックは火力こそ足りないのですが、メタグロスが200点しか出ないので、ライコやキチキギスのようなたねexに事前に50点ずつ当てておけば、サイド回収の時間を短縮できるようになります。
ついでにミミッキュをワンパンできるところも評価できますね。
一方で、メタグロス加速込みでも鋼のエネを手貼りすることが指定されているので、その分A評価にはなりませんでした。使いこなすには少し工夫がいりますね。

ダイゴのネンドール 評価B-

マリィでも言ったように、2進化デッキに1進化をアタッカーとして置くのはあまりおすすめできません。
火力も220点と十分ではあるのですが、特に他のダイゴのポケモンと兼ね合いがいいわけでもありません。
たぶんダンバルとメレシーを展開できるヤジロンの方が強いです。しかしそれよりも他の方法で展開した方が強いです。ただわざわざ入れるかと言われれば、スボミーでも入れてた方が強いです。

いしのどうくつ 評価B

ダイゴ専用フルメタルラボですね。フルメタルラボと比べて相手の鋼タイプに利用されないところがちょっと上です。
これと合わせてメレシーもいればベンチのダンバルたちもひらめきキュレムすら耐えられるのですが、まあその頃には夜のアカデミーに張り替えられていますね。
メレシーのみだとメタグロスのワンパンラインは370、2パンラインは200で、スタジアムを合わせるとワンパンラインは400、2パンラインは230となるのですが、ワンパンしてくるライコは350の次が420点、サーフゴーも350の次は400点と、あまりラインは変わらなそうに思えます。
2パンに関してはアドレナブレインで返すことも加味すると、無理に入れる必要もないかもしれません。


まとめ

以上のことから、メタグロスの環境入りは全然有り得るという評価に、一方でオーロンゲは現状ちょっと難しそうだという評価になりました。
がっつり耐久寄りのデッキって、ダメージ無効系のミロカロスデッキくらいしか現状なくて、素のスペックで耐えてしまおうというデッキは最近のポケカには無かったので楽しみですね。エースペの枠も固定されにくく、ドラゴンに対する簡単な解答も持っていることから、ひょっとしたらかなり上位に食い込むかもしれません。
もちろん炎弱点であったり、ゾロアークと闘うのはかなり大変そうな部分もあるので1強とかにはならないでしょう。

以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。
ちなみに私は予約などしなかったのでたぶん買えません。


いいなと思ったら応援しよう!