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Essay Vol.2 "Traveler's Dream💎"
旅行が身近になったのはここ最近のことで、一昔前は命懸けの一大イベントだったに違いない.
コロナの影響で皆が一様に旅行を控えていた時期もあったけれども、今はまた再び気軽に世界中へ旅行できるようになった.
Lyon駅構内にある、Le train buleでは、そんな一昔前の旅行に対する夢と希望を感じることができる.
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レストランに入ってすぐ目に入るのがこの天井画だろう.
Lyon駅は富裕層がバカンスに出かける際に使っていた駅で、バカンス時期でない時もこの天井画を見てバカンスに出かけた気分になることができる.
当時は列車に乗ってバカンスに出掛けられること自体がステータスだったに違いない.
バカンス先は南仏のNiceが代表的な場所らしく、どこかで聞いたことのある地名だな…と思っていたら
5月にそこでカンヌ映画祭が行われるらしい.
繁忙期のため参加は難しいかなと思っていたのだが、俄然行きたくなってしまった…!
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一体どんな人たちが、ここで食事をして列車でバカンスに向かったのだろう.
きっと美しいドレスを着て、ツバの広い帽子を被っていたに違いない👒
レストランではどんな話をしていたのだろうか.
バカンス先での予定か、お洋服か、フランス人は食にこだわりがあると聞いたので、そういった話題だったかもしれない.
そんなことを考えながら、バロック調の豪華絢爛な空間の中に居られる幸せを噛み締めていた.
2日目にまりなさんと合流し、可愛いだけのロココよりもコントラストのあるバロック調が似合いますね、と言われるのをまだ知らない.
パリの黄金期であるベル・エポックを感じられる場所でアートや政治、人生について語り合えるなんて夢のようである.
今回こちらにアテンドして頂いたフォトグラファーの中山さんと、紅茶を飲みながら人生について語り合う機会を得た.
今いる場所以外に逃げ場を持っていたほうがいい、どこかにありのままの貴方を受け入れてくれる場所は必ずあると断言され、私の中の言葉にできない不安が少し和らいだ気がした.
そうか、絶対どこかにあるのなら自分の殻に閉じこもるのではなく、外に探しに行くのもいいかもしれない.✈️
フランス人はいい意味で力が抜けていて、街全体が美しく、でも気負っていない自然体なようだ.
きっとこれがeleganceの秘密に違いない.
1日目にしてフランスのeleganceの秘密に気づいてしまった私はもうパリジェンヌと言っても良いのではないだろうか(烏滸がましい).💗
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