用途とデザイン。
デザインとアートを分けるもの、
それは「用途」。
デザインは基本的にある「用途」に向けて生み出されている。
だから使うための機能や空間などもすべてデザインに含まれる。
アートはもっと思想的で観念的。
それによって誰かの感情を動かしたり(自分自身でもいい)、
思想に変化や振動、強い共感などを与えることがアートの目的だろう。
それは極めて恣意的・個人的な作業であると思う。
だから広告における「アートディレクター」という肩書きは、
言葉として不正確な気がする。
アートに関しては巧拙は問題ではない。
だが、巧みなデザイン、稚拙なデザインというのは存在する。
デザインは、現実的だ。
デザインは、人の関係性の中に存在する。
デザインは、環境と切り離せない。
デザインは、「意味」つまり共有できるコードが明確でなければならない。
(2008年のエントリより)
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