トホホ。
人間なんてトホホだ。
トホホじゃない人なんていない。
誰だって多かれ少なかれトホホな人生を生きてる。
周りを気にしてカッコつけるということがすでにトホホだし、
自分だけはトホホじゃないと思っていることも含めてトホホなのだ。
そんなトホホな自分を認めることが現実を見るということだ。
人間なんてトホホだ。
トホホじゃない人なんていない。
ものを食わなければ活動できないというのもトホホだし、
日に何度か必ず排泄する必要があるのもトホホだ。
一日のうち数時間はグウグウ眠らなければならないのもトホホだし、
眠くなったらあくびをするのとか誰がトホホじゃないと言えるだろう?
人間なんてトホホだ。
トホホじゃない人なんていない。
生まれてすぐは自分だけでは生きられないのがトホホだし、
親に抱っこをせがんだり眠ってしまうのもトホホだ。
小さい体でろくに喋れずすぐに泣いてしまうのもトホホの極みだ。
そのくせにすぐ育って大きくなる。トホホ以外の何ものでもない。
人間なんてトホホだ。
トホホじゃない人なんていない。
大きくなって誰かを好きになってうまくいったり振られたり。
涙を流すほど嬉しがったり転げ回るほど笑ったり、
怒ったりしょんぼりしたり一晩眠って忘れたり。
何かに期待して裏切られてがっかりしたり、
どうせ死ぬのに夢見たり。
どうせ人生はトホホなんだから、
そんなに張り詰めないで生きていきましょう。
やぶさかではありません!