シン・エヴァ ラストシーン考察 ver.アスカ&ケンスケ
※シン・エヴァンゲリオン劇場版:||のネタバレがありますのでご留意ください。
ラストの山口県の宇部新川駅付近でのラストシーンを個人的に考察してみました。
考察ですが、エヴァに関してはこれが答え!というより、こんな見方もあるんだなと思えるシーンが多いと思います。皆さんは皆さんの感性をぜひ大事にしつつ、私の世界観を感じてくださると嬉しいです。
・アスカはケンケンとくっついたのか?
→個人的にはNoだと思います。これはよく色んな人が書かれてますが、やっぱり私もケンケンは父親的な存在で恋人的な存在では無いのかなと思いました。
そう感じた1つの場面が、第3村でケンスケの家にシンジが来た時、アスカはお風呂上がりで裸でした。
アスカはシンジに、自分の裸を見せつけ反応させるためにわざと「私の裸よ、ちったぁ赤面したらどうなの?」と問いかけています。
仮にケンスケが恋人なら、こんなことをするかな……?という違和感があるからです。
というのもアスカは最後の出撃の前、シンジにわざわざ「昔はあんたのことが好きだった」「でも私が先に大人になっちゃった」と言っていました。
思考が大人になったなら尚更、仮にケンスケが恋人であるならば恋人の前で違う男に裸を見せたりしないでしょう。だってアスカとシンジにどんな理由があろうとも、気にしてないフリしたって、ケンスケが絶対に嫌じゃないわけないじゃないですか。
大人はそういう気持ちに気付くんだよなぁ、と思ってしまいます。
でも一方、ケンスケの前では微妙に幼子っぽくないですか?薄着どころかほぼ裸で居座るところとか、ずーっとケンスケの家でピコピコゲームしてるところとか。ヴィレ戻ったらゲームやってる様子ないですし……
正直ケンケンの仕事ってあんまり他人と関わってる様子がないので、場合によっては暇つぶしのためにアスカを連れてってもいいと思うんですよね。他人に見られなければ。
それこそシンジが手伝った山奥での釣りとか、水面調査なら尚更です。あんなストーリー性もないゲームやってるより話し相手もいるし、暇は潰せるはず。
でもアスカは行かない。これは第3村はアスカが守るべきものだから……だけではなく、アスカがケンスケの前でだけ「守られるべき幼子」に戻ってる証なんじゃないかな、と思いました。
子供って親に裸見られても全然平気ですし、何が楽しいのそれ?っていう遊びを平気で繰り返したりするので、それらを象徴してるのかな、と。ケンスケではなく、「けんけん」と呼んでいるのも何となく子供っぽいですし。
だからラストシーンでは、ケンスケと一緒ではなく1人だったんだと思います。
(単純にラストシーンに居なかったのは、エヴァパイロットじゃないから説も全然あるんですが……(;´Д`))
再構築の世界で、アスカとケンスケが既に知り合いなのか、そうじゃないかは分かりませんが
ケンスケ、トウジ、ヒカリ(委員長)はエヴァがなくとも元々同じ中学校の同級生で知り合いだったので、何らかの形で再構築後も仲良くやってるんじゃないかなー、と勝手に思ってます。
ただ、エヴァに乗らなければ出会うことのなかった人達は、1度縁がなくなってしまってるのかな……と感じます。
だからアスカとケンスケは再構築された瞬間のあの駅のホームの時点では知り合いではないのかな、というのが私個人の考察です。
ただ、レイは第3村での生活に生きる喜びを見出していたし、カヲルも老後は畑仕事でも……という予定なので(老後と呼ぶにはだいぶ早いですがw)
もし反対側にいた3人が乗る電車の行先が、再構築後の世界で言う自然豊かたっぷりな第3村なら、何か目的があるんじゃないかなと思います。
アスカの第3村へ行く目的がケンケンなら、きっと2人はまた会えるんじゃないかなと思います。
アスカ&ケンスケ編の考察 終劇