台湾便り~「ありのままでいること」を教えてくれる『老子』
台湾生活もだんだん終わりに近づいてきました。
大学で「老子」を学んでいたので、台湾の道教のお寺は大好き。
線香の香りも好きで、落ち着きます。
1.台湾の道教のお寺
町のあちこちにある道教のお寺。
写真は今年3月に行った台南ですが、台北にもたくさんあります。
道教は、「老子」の思想を元に作られた教え(思想)です。
タオとも呼ばれますね。
私個人は「孔子」が苦手で、「老子」は道理が通っていると常々思っています😊
2.老子とは
老子は古代の哲学者、道教の祖です😊
「足るを知る」とか有名ですね。
中国で「老」は、先生、目上の人、尊敬する人の意味があります。
3.おすすめ「老子」名言
道の道とすべきは常の道にあらず
(人間が学ぶべき理想的な生き方(道)は、皆が「いい生き方」だと言っている生き方ではない。)
上善は水のごとし
(最上の「いい」ことというのは、たとえてみると、水のようなものである。水は全てのものに利益を与えて、争うことはない。)
足るを知る者は富めり
(満足することを知っている人が豊かな人である)
ことごとく以て人のためにして己いよいよ有す
(宇宙の根源である「道」と共に生きる人は、すべて人のためにして、そのことで、自分がどんどん豊かになる。)
まとめ
「老子」は、ありのままを教えてくれる思想なので、今の世にあっているなあと思います。
ルールの多い日本ではストレスも多いですが、皆さんがさらにのびやかに幸せに、ありのままに生きていかれることを心より祈っております。