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台湾便り~「ありのままでいること」を教えてくれる『老子』

台湾生活もだんだん終わりに近づいてきました。
大学で「老子」を学んでいたので、台湾の道教のお寺は大好き。
線香の香りも好きで、落ち着きます。


1.台湾の道教のお寺

町のあちこちにある道教のお寺。
写真は今年3月に行った台南ですが、台北にもたくさんあります。

道教は、「老子」の思想を元に作られた教え(思想)です。
タオとも呼ばれますね。
私個人は「孔子」が苦手で、「老子」は道理が通っていると常々思っています😊

台南(2024年3月)
台南(2024年3月)

2.老子とは

老子は古代の哲学者、道教の祖です😊
「足るを知る」とか有名ですね。
中国で「老」は、先生、目上の人、尊敬する人の意味があります。

老子(ろうし)は、中国春秋時代における哲学者である。諸子百家のうちの道家は彼の思想を基礎とするものであり、また、後に生まれた道教は彼を始祖に置く。「老子」の呼び名は「偉大な人物」を意味する尊称と考えられている。
書物『老子』(またの名を『老子道徳経』)を書いたとされるがその履歴については不明な部分が多く、実在が疑問視されたり、生きた時代について激しい議論が行われたりする。道教のほとんどの宗派にて老子は神格として崇拝され、三清の一人である太上老君の神名を持つ。

Wikipediaより
老子

3.おすすめ「老子」名言


道の道とすべきは常の道にあらず

(人間が学ぶべき理想的な生き方(道)は、皆が「いい生き方」だと言っている生き方ではない。)

上善は水のごとし
(最上の「いい」ことというのは、たとえてみると、水のようなものである。水は全てのものに利益を与えて、争うことはない。)

足るを知る者は富めり
(満足することを知っている人が豊かな人である)

ことごとく以て人のためにして己いよいよ有す
(宇宙の根源である「道」と共に生きる人は、すべて人のためにして、そのことで、自分がどんどん豊かになる。)

まとめ

「老子」は、ありのままを教えてくれる思想なので、今の世にあっているなあと思います。

ルールの多い日本ではストレスも多いですが、皆さんがさらにのびやかに幸せに、ありのままに生きていかれることを心より祈っております。


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