見出し画像

Speaking 2番のテンプレート例


Speakingの2番はcampus topicになります。これは、最初にreading passageがあって、45~50秒で読むのですが、これが

①大学(の様々な部署)からの告知か、
②学生からの提案、または
③教授からの提案(主に不満)

のいずれかになります。
それぞれにおいて、出だしが異なりますが、まずは前提として、最初にこのreading passageについて語ることは答案には、「基本」必要である、と考えておきましょう。「基本」というのは、答案全体の中で、この告知にうまく触れながら、学生の意見をまとめていくことができれば、それでも立派な答案として成立しているからです。わたし自身も最初にこの問題を見た時には、そういう答案構成でした。(自分の本能で答えておりますので。)質問が、The man expresses his opinion about (topic). What is his opinion and what are the reasons for holding that opinion? という質問で、告知の内容を先にまとめる必要はありません。
 

ただ、「基本」は告知をあらかじめまとめておきます。

とういうのも、The university announces…. Briefly summarize the announcement. Then state…などという文言も現れるからです。となると、常に「告知のまとめ」→ 「それについての学生の意見のまとめ」という流れを定着させておくのがテスト戦略としてはベターです。どういう構成で言えばいいのかを考える必要がなくなって、それだけ内容(英語)に注意が注がれるからです。こうした「どうでもいいことに負担をかけないこと」は、Speakingのような一発勝負には重要なことです。

その第1文ですが、上の①~③の可能性にそって、3つあります。

1. The university is planning to display students' artwork in the lobby of the Student Center.
2. According to the student's letter, the university should display students' artwork in the lobby of the Student Center.
3. According to the professor's letter, the university should display students' artwork in the lobby of the Student Center.
 
この3つです。

①このThe university is planning…を基本にします。仮に主語が
The computer department だろうが
The housing officeだろうが
大学には変わりないので、
常にThe university is planning to … としておくとよいでしょう。

また、planningになるかどうか、は内容によります。

The university is announcing the annual meeting…などになることもあります。時制は現在進行形を使用するとよいです。is planning(計画中です)となります。また、「告知がありました」というときには、The university has announced that…と現在完了形にします。これは「完了」ととらえることもできるかと思いますが、「結果」という理解でも大丈夫です。告知をしたところだ、というよりは、告知がされています(少し前にされたことを現時点から眺めると、「されている」となります)がよいでしょう。

ここを過去形にすると、その告知の日時が問題になります。The university announced….だともしかしたら、When?の内容を述べた方がスッキリするかもしれません(が、いつか、はわかりません)。もしかしたら去年の告知でもannouncedだからです。ですから、When?の内容を述べる必要がない現在完了形になる、ということです。ただ、ほとんどはこれからの計画についてです。②③については、いずれも…, the university should ….として、「大学はこうするべきではないか」という提案になります。

提案ですから、例えば②であれば、
The student's letter proposes that the university display students' artwork in the lobby of the Student Center.
という英語でも大丈夫です。この場合、動詞がproposesですから、that節には(アメリカ語では)仮定法現在(要するに原形)が使われます。そこも明確に声に出して伝わると、英語の能力としては大きなプラスになると思います。

この次の内容は、もちろん、告知の理由・目的が2つありますからそれを述べます。それでReading passageの内容が完了します。さらに次には、However, the woman disagrees with this proposal. などということができます。非常に流れが良くなります。

音声面の向上の重要性


こうした、いわゆる「テンプレート」を学びとるときに意識すると良いのは、「その英文の発音についてもしっかり向上させておく」ということです。せっかく英文を覚える機会なので、音声面も充実させましょう。テンプレートではありますが、いろんな音素が入っているので、他の場面でももちろん使えます。Speakingのテストの準備をしているときに、音声を無視することはできません。

いずれにしても、この第一声がうまく行くように、①~③には十分に習熟することと、それが本番でできるように、告知のタイトルだけはしっかりメモしておくようにしましょう。

いいなと思ったら応援しよう!

しけんや英語塾
応援いただきまして、ありがとうございます。記事のクオリティの一層の向上のために、精進いたします。ありがとうございます。