置く場所が決められたものをいつもと違う場所に置く方が好き
Le:selfを立ち上げてから、気づけば4年が経った。
単純に忙しかったときと、
言葉にしようと思うとうまく言葉にできないときとがあり、noteからはしばらく離れていた。
なんかうまいことまとめて書かなければいけないと思いすぎていたところもあるのかもしれない。
「何かを残す」とか「より良く生きるを伝え続ける」いう"価値"に向かって足を進めるはずが、忙しいとか上手にまとまらないからという思考のバリアによって、完全に足が止まっていた。
ここ(note)では、私があーでもないこーでもないといいながらも日常の中で"価値"に向かう様子を記していきたいと思っていたのだ。
これからは少し、そんな時間を取ろうと思う。
さて、おかえりなさい1発目のこの記事。
先日、お花を初めて習いにいった日のことを書こうと思う。
昔から生花が好きで、家にも時々飾っている。
何が好きかとかはあまり考えたことはなかった。
去年のクリスマスにふと通りかかった、あるお花屋さんのアレンジメントに妙に心が惹かれた。
こんな斬新な活け方があるのかと。
そして、すかさずwebで調べる。
そこでは毎月スクール開催をしていた。
これは運命かもしれないと、その場で予約をしてみた。
お花の活け方を習うのは初めてのことだったけど、不思議と迷いがなかった。
で、実際行ってどうだったのか。
残念ながらすごく楽しかった!と言えるものではなかったのだ。
当たり前なのかもしれないけど、すでに花はすべて用意されており、こんなふうにここに活けるんですよ、という順番と場所が全て教えられた。
それが私にはしっくりこなかったようなのだ。
よくよく思い返してみると、私が花が好きと言っているのは、自分が選んで自分が飾るのが楽しいからであった。
お花はその瞬間の気持ちや感覚を投影してくれる。マインドフルになって、内なる声に耳を傾ける瞬間を経て、選ぶと毎回全然違う花を選んでいたりするからおもしろい。
つまり、今の気持ちに沿って選んでいるときが好きだからであって、飾るときにはすでに満足してしまっていることが多いのだと気がついた。
花が好きといっても、私のように花を選んで自由に活けることが好きな人もいれば、飾ったものを眺めたり香ったりすることが好きな人もいる。
花が好き にもいろいろあるものだと思うと同時に、私は花を選んで飾るまでの時間が好きなのだということが改めてわかった。
それとともに、決められたものを決められた場所に活けることは全く好みでないことも発覚した。
決められたものを決められた場所に置いていくことをしているときは体がきゅっと締め付けられるようなそんな感覚になった。
改めて、決められたものを決められた場所に置いていくようなことは私は望んでいないのだという気づきにもなった。
決められたものを決められた場所に置くことを望まない
つまり
置く場所が決められたものをいつもと違う場所に置く
ある場所にふと思いついたものを置いてみる
そういうことの方が好きだということだ
言葉だけ見ると、なんとひねくれているのか!とも思ったりする。
でもそういうことの方がどうやら好きらしい。
それでいい。
私のnoteにたびたび登場する "価値" というのは、心理学のAcceptance and Commitment Therapy(アクセプタンス&コミットメントセラピー)に基づくワードだ。
この "価値" というのは、自分の生きていきたい人生の方向性を示すコンパスのようなものだと言われている。
どんな思考や感情があっても、その"価値"に向かって行動を進めていくことさえできれば、それがより良く生きていることにつながる、実感できる
簡単にいうとそんなかんじの理論だ。
私はその理論を随分長く学んできたし、どこかシンプルで自由なかんじで好きだなと思ってきた。
誰だって自分の人生をより良くしたいはずだし、その上で幸せでいたいはずだ。
で、その自分の"価値"はどんなふうにすると見えるのか。
それはまさに上のような日常の体験で感じたことを、少し深ぼってみることが1つのやり方だ。
日常の中で、楽しい、良かった!ということだけではなく、今回のように、良いと思ってやってみたのになんか違和感が残った、そんな場合は "価値" を引き出すのにもってこいだ。
おかげで、私は新たに気づいた。
置く場所が決められたものをいつもと違う場所に置いてゆきたい
これが私の一つの "価値" であるということに。
おもしろい。
私の細々運営しているLe:selfでも、こんなふうにクライエントさんの"価値"を丁寧に明らかにしていく。
自分の"価値"?人生の方向性?生きがい?
わからない。
これは本当の"価値"なの?
とわからなくなってしまって、
本当は見つけたいのに1人で難しい、そんなふうに思うときには、一緒にのんびり話しながら見つけていけばいい。
仲間として頼ってもらえたらすごくうれしい。
(投稿するのは2024/4/6だが、この文章は数ヶ月前に書いてた。なんとまとまらない文章だと思い、下書きにいれてた)
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