個人の楽譜販売が売上1,000部を突破しました!
さて、まずはタイトルの通りですが…
10月末迄の実績でもって、個人出版の楽譜の売上部数が1,000部を達成しました!本当に感謝です。ご購入くださった皆様、演奏してくださった皆様、ありがとうございます。
あまりにも久々の更新で唐突な報告となってしまいましたが…良い節目かと思って記事にすることにしました。興味がある方は読んでもらえると嬉しいです!
○ここまでを振り返って
始めたのが2018年8月。ここにくるまで4年と少しかかりました。
この間ずーっと楽譜を出し続けていたわけではないものの、我ながらよく続けられたと思います。
最初は楽譜を全て無料公開していたところ、友人からの勧めで有料に変更。3ヶ月くらいやってみて売上0なら潔く辞めようと思っていたのですが、予想を遥かに超える反響があったおかげでやる気が出まして(笑)結果ここまで続けられることができました。
アルトをトップとした「AATB」編成のものや、クラ、フルートなどの別編成、付録を付けた「特典盤」など、変化球も随時出してみましたが、どれもちゃんとお買い上げいただけたのも一安心(笑)
お金こそかけないようにしているものの、時間を割いて作るのでやっぱり実績には繋げたいんです。そんな中、サックス以外の方の動画や特典盤の好評を見聞きすると、どれもやってよかったと心から思います。
最初は細々した個人活動だったのが、気づけばコンサートの委嘱作品や、音楽番組向けのアレンジのお話までいただけるように。アンサンブル向けアレンジは狭い世界だと思っていましたが、やればやるほど広がっていくのを見て、まだまだいろいろな可能性を秘めていそうだと感じました。
○続けてみてわかったこと
・楽譜出版にも「個人の時代」が到来した
会社に属さなくても様々な事業を大きな規模でできる時代になって久しいですが、その波は楽譜業界にも現れていると実感しました。
それこそ3,4年くらい前までは、アンサンブル譜の個人出版なんて「一人陰でコソコソ」やっているような印象でしたが、今は全く違います。
サックスのみならず多種多様な編成の楽譜が個人名義でどんどん登場するようになり、パーソナルな創作文化としてこのネット社会に根付いたように感じました。
実際にお会いしたことのない方から「あなたのアレンジが好きでたくさん楽譜を買いました!」なんて言ってもらえる時代が来るなんて、この活動を始める前の自分では1ミリも予想できない事態です。時代は変わったのだと改めて気付かされました…
・演奏者も視聴者も層が広がり続けている
数年前までの器楽家業界というのは「ガチガチのクラシックプログラムで満員動員」とか、「2時間のリアルコンサートを完遂」が最終目標みたいなところがありましたが、これもずいぶん変わりました。
今や、動画やSNSをきっかけに人気になったアンサンブルユニットがポップス主体のコンサートを企画しても十分な集客ができるようになったのです。もちろん、変わらずクラシック畑で成功するチームもありますが、こういった「成功の選択肢」が増えたのもまた喜ばしいことに感じます。
また動画に限って言えば、一人で全パートを個別録音して重ねる「一人アンサンブル」なるものも台頭するようになり、またそれを楽しみにする人も現れ…と、技術の発展に合わせて音楽表現の環境も目まぐるしく変わっていることも思い知らされました。
こういったコンサートや動画で自分の楽譜を使っていただいているのを見ると、こういった「音楽文化の進化」に少しでも寄与できているのかな、なんて嬉しく思ったりしたのでした。
○これからどうするか
基本的には変わらず出版を続けます。が、売上1,000部という実績は何かをするための「箔」になるのでは?と考え、枝葉を広げることができないかを模索中。
また、出す楽譜については、これまで「最新の人気JPOP」を主体としていましたが、もう少し幅を広げる計画もしています。歌ものポップス以外のジャンルで、「その界隈では人気な名曲」みたいなのを取り上げれば、もっといろいろな層に食い込めそうなのでは?なんて考えています。ただこの辺りは完全に「仮」の話で、今現在進行しているクライアントワーク等々が落ち着かないと手掛けられないので…まだまだ妄想話でしかありません。というわけで、頑張れ自分。
○さいごに
長々書きましたが…ここまで読んでくださりありがとうございました!
わりと大きな節目を迎えたものの、これにて終了、なんてことは全然考えておりません。これからも何卒応援をよろしくお願いします。
書きたいことは全部書いたので、最後に私の1,000部の軌跡を収めた売上実績の画像を載せて終わりとします。曲目も全部書いてあるので、どういったものが売れるか気になる方はぜひ見てみてください!
Piascore
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