競争は必要か

昨今競うのをやめよう的な風潮があります。
運動会でも一位を決めなかったりすることがあるそうですね。
その根底にあるのは個性が大事だから。
つまりはナンバーワンよりオンリーワンを求めているわけです。どこかで聞いたことがありますね。まぁいいか。

で、最近Twitterなんかを見てると音楽界隈においても同じようなものを見かけるんです。
コンクールは審査員の好き嫌いだから。。。とか音楽は順位をつけるものじゃない。。。とかいろいろありました。
これに関しては個人の意見だから、何もこうでなければならない!というのは一切ないと思います。
なのでコンクールのことも否定するわけではありません。事実コンクールは審査員の好き嫌いが間違いなく含まれますし(笑)

ただ、競争をなくそうという動きはちょっと待てよ?となるんです。
確かにコンクールの採点は個人の価値観に基づきます。そして点数というのはその価値観でもって数値化したもの、最終的にはその合計点で争われる。
結局はその数値で音楽を比較をすること自体に抵抗がある方が多いと思うんです。
優劣なんて存在しない!と。確かにそうです。

しかし、コンクールは高い点を取れば上に上がれます。
そして次のもっと大きなステージで演奏ができます。
それも勝ち上がればさらに大きなステージに乗れるのです。
この喜びを得るために努力をするのであればそれを数値化されることも、個人の価値観で採点されることも別に良いのではないでしょうか。

勝者がいれば敗者もいます。
勝った人ばかりでなく負けた人の気持ちに寄り添うことは必要と思いますが、なんか最近そっちに偏ってるな、という印象なんです。
勝ったらこんないいことがある。だからそのために頑張ろうぜ!みたいな流れがもうちょっとできてもいいのかな、と。
別に負けたって命に関わるわけではありません。その時悔しい気持ちになるかもしれないけど、また頑張ればいいんです。
今年もあと半年もすれば吹奏楽部員が血眼になる季節が訪れます。
競争は必要です。が、皆様無理をせず。できる限りで感貼ってくださいね。

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