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国道10号走破記 ④
[前回はこちら]
2023/12/31(日)、宗太郎峠を越えて大分県に突入し、別府市までやってきた。
本日はついに最終目的地・北九州市まで向かう。
別府地獄めぐり
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山を下り、別府市街へ。
生憎の天気で、雨が降っている。
地獄めぐりの共通券を購入し、まずは鬼山地獄へ。
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鬼山地獄は温泉熱を利用して熱帯地域に生息するワニを飼育しているらしい。
温泉というよりかは動物園のようだ。
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温泉熱があると言えども、流石に寒いからか動いているワニは少ない。
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歩いて次の地獄へ。
天気もあまり良くなく、早い時間だからか人通りは少ない。
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続いてやってきたのは白池地獄。
噴出する温泉は透明だが、池の底に沈むときに蒼白くなるため白池と命名されたそう。
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温泉池を利用した和風庭園が造られており、落ち着いた雰囲気がある。
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偶然か、白池地獄も温泉熱を利用して熱帯魚を飼育しているそうだ。
どこの施設も客を引き込むために色々思案しているようだが、全国的に有名な観光地にしては雰囲気の古臭さが目立つように感じる。
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続いてかまど地獄へ。
どこにかまど要素があるのかと思ったが、神社の祭りで供える為の御飯を炊いていたことが由来らしい。
これまでの鬼山地獄・白池地獄とは打って変わって、アトラクション要素が強く、客も非常に多く混雑していた。
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この他にも温泉から発生する煙を利用する実験ショーなども行っていた。
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続いて別府の地獄めぐりと言えば、の有名な場所・海地獄へ。
やはり青い池から大量の煙が発生しているのは良い画になる。
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何やら大分の地元テレビが、じゃんけんに買ったら景品をプレゼントするという企画をやっていたので、3人で並んだ。
確か2回連続で勝てば景品が貰えたはずだが、残念ながら誰も勝つことは出来なかった。
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続いてこの付近では最後の、鬼石坊主地獄へ。
小規模ながら、白い泥がポコポコと沸騰している所を見るのはなかなか面白い。
主要な地獄7つの内2つは少し離れた場所にあるので、再び車に乗って移動する。
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10分程で血の池地獄に到着。
少し登った場所から見ると、緑の中にある赤い池がより異様に見える。
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最後の地獄、龍巻地獄。一応全ての地獄をめぐることが出来た。
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龍巻地獄にも土産売り場があったのでしばし物色。
長崎や大分など九州の銘菓であるざぼん漬がミニサイズで売っていたので車内で食べるために購入。
宇佐神宮
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別府を後にして、国道10号を北進していく。
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大分県北部の街・宇佐市へ。
ローマ字表記がUSAなので、よくアメリカとネタにされている場所だ。
それを利用しているのか、わざわざ日本語よりも目立つように英語で歓迎の看板が作られているような気もする。
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せっかく宇佐まで来たので、もちろん宇佐神宮に立ち寄る。
宇佐神宮は八幡神(第15代天皇・応神天皇)を祀る八幡宮の総本山である。
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そのため宇佐神宮は現在全国に16社ある勅祭社(祭祀の時に天皇が勅使を遣わされる神社)に列されており、天皇陛下による御下賜の看板も立てられていた。
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宇佐神宮の写真としてよく目にするのは恐らく本殿ではなく写真の勅使門だが、残念ながら改修工事中で等身大?の防音シートが張られていた。
本旅行も最終日であり些か遅くはあるが、国道走破の無事故を祈念して交通安全のお守りを購入しておいた。
福岡県へ
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宇佐神宮を後にし、国道10号上大分県最後の街である中津市に突入。
中津は福沢諭吉の出身地であるため、カントリーサインにもその肖像が描かれている。
昼は中津市街の唐揚げ弁当屋に立ち寄ってテイクアウトしようとしたが、弁当は売り切れだったので唐揚げだけ買って食べた。
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昼過ぎには福岡県東部の街・豊前市に到着。
いよいよ国道10号も残すところ後わずかとなった。
東九州道(E10)と国道10号のちょうど分岐点に、国道ステッカーを売っている道の駅があるので立ち寄る。
ステッカーは現在の所、夜間走行のため取りこぼした国道7号(新潟ー青森)を除いて順調に集まっている。
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道の駅の掲示板を見ていると、見慣れた地名を見つけてつい引き付けられてしまった。
私にとって「八木山」と言えば、住宅が斜面に立ち並ぶ仙台の山でだ。
検索すると福岡のこの「八木山」がヒットする場合があるので存在は知っていたが、まさかここで遭遇するとは思っていなかった。
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ゴール(北九州市)前の最後の市・行橋市を走行中、我々の国道10号走破を祝福するかのように天から光が差し込んできた。
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当然ながら政令指定都市・北九州市の中心である小倉に近づいていくとどんどん車の進みは遅くなっていく。
今日は福岡空港19:00発の飛行機で帰る予定であり、国道10号起点(門司)まで行った後レンタカーを借りた福岡空港まで戻らなければならないので、少し余裕が無くなってきた。
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小倉駅前を通過。
後は国道3号に合流してしまう為、この道が国道10号であることを主張するのはこの時が最後となった。
ここから福岡空港とは反対方向・門司まで駆け抜ける。
国道10号走破
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別府を朝に出発し、16時過ぎに遂に国道10号の起点に到着。
逆走にはなってしまったが、国道10号を走破した。
国道2号終点として初めて訪れ、今回国道3号を走破する起点として再訪し、また国道10号のゴール(起点)として帰ってきた。
何回もお世話になったチェックポイントであるだけに、今後当分訪れることはないであろうことが少し寂しい。
感傷に浸っているのも束の間、我々にはあまり時間が無いので福岡空港まで急いで向かう。
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何とか車を借りた空港付近の店舗に到着。
土産などを買っては車に積み込んでいたので、いざ荷下ろしすると持ちきれないくらい大量にあることに気づく友人。
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急いだおかげで少し余裕が出来たので、福岡土産を物色した後に飛行機に搭乗。
今回も何とか無事に国道走破の旅を終えることが出来た。
大学院生の内に12号までの国道を走破したいところだが、中々難しいかもしれない・・・
ここまでご覧いただきありがとうございました。
ー完ー
国道1号(東京ー大阪) :2023/03/12
国道2号(大阪ー北九州) :2023/03/16
国道3号(北九州ー鹿児島) :2023/12/27 (new!)
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国道5号(函館ー札幌) :未定
国道6号(東京ー仙台) :2023/05/03
国道7号(新潟ー青森) :2021/12/31
国道8号(新潟ー京都) :2024夏走破予定
国道9号(京都ー下関) :2024夏走破予定
国道10号(北九州ー鹿児島):2023/12/31 (new!)
国道11号(徳島ー松山) :未定
国道12号(札幌ー旭川) :未定