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ブレインダイブを「占い」に変換する社会実験

こんにちは!しんのすけです。
「YouTubeチャンネルあたらしくん」を作っています。

今日はブレインダイブと占いのバランスについて考えてみたいと思います。

ブレインダイブを使った企画の中でも、特に人気が高いのは「占い企画」です。
たとえば、「マジシャンが占い師のフリをして、絶対に知らないはずの相手の情報を次々に言い当てたら、本物の占い師と信じられるのか?」といった実験的な試みがその一例です。
もともとは「占い師を装ってブレインダイブを使えば“凄い占い師”になれるのでは?」というシンプルな発想から始まった気がします。

https://youtu.be/tU1sxVW4lDA?si=2GckhsC_dGpzVfKk


実際にこの企画を進めるうちに気づいたのは、
「マジックと占いの境界線が意外と知られていない」
という事実です。

多くの人が、マジックそのものを「占い」の一種だと認識しているようなのです。
たとえば、普通にマジックを披露している動画をTikTokにアップしても、「この占い師すごい」というコメントがつくことがあります。

なんでも当てる占い師だと思われてる


つまり、多くの人にとっては「驚きを与える不思議な行為」=「占い」と見ているのかもしれません。

こうした反応から考えると、「占い師です」と名乗って相手の本名や誕生日を当てるだけで、マジシャンとは気づかれにくいようです。
世間的には「占い師」という職能のほうが認知度が高い、もしくは社会的ポジションとしてしっかり根付いているのだと感じます。

最初は手相占い師のフリをしていましたが、後に水晶やタロットを使った企画にも発展しました。
実際にはブレインダイブを用いて情報を当てているわけですが、ネタバラシをしても半数近くの人が「マジシャン=占い師」という認識から抜け出せないまま「そうでしょうね」と納得してしまう。
とはいえ、「誰も知らない情報を言い当てている」という事実そのものには驚きを示します。

超越した占い


「手相を見ただけで本名がわかる」という現象が連続的に当たると、「これは本物の占い師だ」と思われる。
その意味では、本物の占い師以上に“的中”させているわけです。
最近では「靴下占い」なる、存在しない占いを用いて相手の情報を立て続けに的中させ、「靴下占い」を本気で信じてしまう人が出てくるかどうかを試す企画も行いました。

結果めっちゃ信じました。


もはや「占い師」という枠さえ飛び越えて、「架空の占いコンテンツ」までも信じさせる可能性を探っているような状況です。おそるべし。

占いとマジックの曖昧な境界──人はなぜ信じたくなるのか


人は「権威」や「神秘性」を感じる対象を前にすると、批判的思考よりも「信じる」方向に向かいやすいとされています。
特に、「誰も知らない個人情報が当たる」という出来事は、日常的な因果や論理を超えた“異様な出来事”として受け止められる。
その結果、「本物だ」と確信してしまうわけです。これは、マックス・ヴェーバーの言う「カリスマ的支配」や、社会学で論じられる「信頼の生成」の仕組みにも通じる部分があります。

また、占いとマジックの境界があいまいになる理由の一つに、「人が持つ超越的なものへの欲求」が挙げられるかもしれません。
占いもマジックも、私たちの日常を一時的に揺さぶり、“奇跡”と呼べるような不思議を体験させてくれます。
それゆえ、両者ともに「非日常を演出する手段」として、同じカテゴリーに属しているかのように見られやすいのかもしれません。

最終的には、「占いもマジックも、奇跡を見せれば教祖になれる可能性がある」という極論に行き着きます。
しかし、マジックの場合、あまりにも正確に当てすぎるため、悪用すればたやすく人心を操作できるリスクがあるとも言えます。
まさに「悪用厳禁」というわけです。

こうした現象を踏まえると、占いもマジックも単なるエンターテインメントの枠を超えて、人の認知や社会的権威の成り立ちに深く関わる存在なのではないでしょうか。
私たちは「真実」や「合理性」を重んじる一方で、「不思議」や「奇跡」に惹かれてしまう。
その境界で繰り広げられるのが、ブレインダイブを活用した占い企画の面白さだと感じています。

それではまた!

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しんのすけ
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