「現状維持は衰退」を経営的に考えた
「現状維持は衰退」は精神的なことではない。
経営的に理由がある。
私は今まで「現状維持は衰退」を社会が進むのに対して自分が進んでいないため、相対的に衰退と同じ状況になる。と解釈していた。
しかしもっと経営的に解像度をあげると明確に「衰退」へつながる原因が存在することに気がついた。
現状=獲得している市場シェア(集客人数)
と定義する。
「現状の維持」で新規の顧客の開拓へ向けた投資は行わないものとする。
この際に時間の経過による老い、能力の低下は考慮しない。
ただし時間の経過とともに他者による市場への新規参入は起こる。
新規参入者は現状(私の集客)を踏まえたうえで、集客ができる方法、サービス、製品を生み出した上で市場へ参入する。
このとき現状は変化する。
現状=獲得している市場シェア - 他者が獲得する市場シェア
市場規模が大きくなる可能性は考慮しない。
現状維持を行うため、市場規模への関与はない。
市場シェアが減少、集客が減ると売上は下がる。
売上が下がる中、所有している資産、管理費を維持しているため、利益が減少する。
他者の市場参入は続く。
利益が減少が続いた結果、キャッシュフローが悪化。
この状態で利益を増やす以外でキャッシュフローを改善するのは難しい。
現状の体勢は縮小を迫られる。(コスト削減による利益確保)
結果、現状の維持で衰退を招いた。
現状維持による衰退を避けるには投資を続けるしかない。
新規の市場開拓(集客の強化)へむけた投資。
新商品の開発や新規出店。新しい市場への挑戦。
ここまで理解してもまだ体は動かない。
現状維持へのパワーはすごい。
ではどうするか。
つづく
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