相談事例:外資系メーカーに40年勤めて得たおひとり様の財産
相談者:オノ様
英語が好きで外資系企業に就職し、全国あちこちで仕事をした。仕事が楽しかったので結婚をする機を逃したのかもしれない。
80歳になってふと周りを見まわしてみると、両親と兄は亡くなり、7つ離れた弟がいるだけのおひとり様になっていた。
定年後に幾ばくかの女性のたしなみとしてピアノと華道を習い始め、ジム通いもしている。気力も体力も充実はしているものの、自分の後始末をどうしようかと考えるようになった。
7つ年下だからと言って弟の方が先に逝くこともある。外資系企業で得た収入は弟一人が相続するには大きすぎると思っているので寄付もしたい。
☆未来へ繋がる気づき
おひとり様が法定相続人以外に財産を分けたい場合は遺言を書くことが必要です。
遺言には誰が遺言の内容を実行するのか、遺言執行者を指名した方が手続きがスムーズに進みます。
おひとり様の場合は、死後の事務手続きを委任する「死後事務委任契約」をして、埋葬方法や遺品についても託しておくと安心です。
※ご相談者の名前は仮名です。