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相談事例:父親を知らない複雑な出生のおひとり様

相談者:ノゲ様

私の両親は私が生まれる前に離婚した。母は妊娠を知らずに離婚したそうだ。だから私は父親に会ったことはない。父親再婚で母と結婚したらしく、先妻との間に子どもが2人いたらしい。私にとっては異母兄弟姉妹になるが、会ったこともない赤の他人の関係だ。

終活を進める中で、今まで忘れてきたこの事に行き当たった。私はおひとり様でいろいろ対策すべきだと言われるが、異母兄弟姉妹のことで、何か対策をすべきだろうか。

☆未来に繋がる気づき
たとえ異母兄弟姉妹でも血が繋がっているため、会ったことがなくても法廷相続人になります。現在の関係性ではなく、血縁の有無で法廷相続人となるためです。何も対策をしなければノゲ様の財産の相続人として異母兄弟姉妹が登場します。兄弟姉妹が亡くなっていれば、その子ども(甥姪)まで代襲相続人として出てきます。会ったことがない他人のような関係でも相続権があります。ご自身の希望通りに財産を承継したければ遺言作成は必須です。

※相談者の名前は仮名です。

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